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[米国]
AT&T、マイクロソフトのタッチ式PC「Surface」を携帯電話の販促に活用
Surface上に携帯電話を置けば関連情報が得られるサービスを開始
(2008年04月03日)
米国AT&Tは4月2日、携帯電話などを販売する同社店舗の顧客サービス・コーナーにおいて、米国Microsoftのタッチ式机上コンピュータ「Surface」を他に先駆けて採用すると発表した。
Surfaceが使われるのは、ニューヨーク、アトランタ、サンアントニオ、テキサス、サンフランシスコの12店舗で、4月17日から設置が始まる。
| Microsoftのタッチ式机上コンピュータ「Surface」。ユーザーは主に画面を触ることで操作する |
Microsoftは約1年前に、「Milano」という開発コード名でSurfaceを初めて発表した。Surfaceは、コーヒー・テーブルと同じようなサイズと形をしており、フラットなタッチ・スクリーン式ディスプレイを備えている。ユーザーは主に画面を触ることでSurfaceを操作し、さまざまに手を動かして写真などのファイルを移動させたり、アプリケーションを起動させたりする。
AT&TはSurfaceを利用して、各店舗で販売されている携帯電話やその他の商品の情報を顧客に提供していく予定だ。具体的には、顧客がデバイスをSurfaceの画面上に置くと、デバイスについての詳細情報がSurfaceの画面に自動的に表示されるようにする。複数のデバイスを並べて置けば、同様の方法で機種を比較することもできるようになるという。
また、顧客が購入しようとしている携帯電話の通話可能範囲を、Surface上に表示した地図で即座に特定できるようにもする。その際、顧客は自分の指や手を使って画面上の地図を動かすことができるという(ドラッグ&ドロップ機能)。
AT&Tはいずれ、着信メロディやビデオ・コンテンツといった、携帯電話用のアクセサリも、Surface上でのドラッグ&ドロップ機能やタッチ・スクリーン機能を使って購入できるようにする計画だ。
最初にSurfaceを導入する店舗での成果を見たうえで、同社はこれから同デバイスを採用する店舗を決定するという。AT&Tの社長兼CEOであるラルフ・デ・ラ・ベガ(Ralph de la Vega)氏は、ラスベガスで開催された無線技術に関するイベント「CTIA WIRELESS 2008」の記者会見で、価格面で調整がつけば全店舗にSurfaceを設置したいと述べた。
Vega氏によると、携帯電話の買い換えを支援するSurface用アプリケーションを将来的に導入する可能性もあるという。これは、顧客が今まで使っていた“古い”携帯電話のコンテンツを、Surfaceを使って新しい携帯電話に移し替えるアプリケーションを指している。
具体的には、古い携帯電話をSurface画面上に置くと、その携帯電話から写真や映像などのデータが抜き出され、Surface画面に表示される。顧客はその中から残したいものを選び、必要なものを新しい携帯電話にドラッグすれば移し替えが完了するといった具合だ。
Microsoftのエンターテインメントおよびデバイス部門の社長を務めるロビー・バック(Robbie Bach)氏によると、ドイツのT-Mobileを含むSurfaceの早期導入パートナー4社との提携は今も続いているという。2009年からSurfaceの利用を開始する企業も複数控えていると、同氏は説明した。
ただし、Surfaceを使う場合、用途に応じたカスタム・アプリケーションを開発する必要がある。そのためSurfaceの導入は、AT&Tのケースのように段階的に進められるだろうとBach氏は話す。
なお、AT&Tの店舗で使用されるアプリケーションは、Microsoftの協力の下で開発された。Microsoftが米国aQuantiveとともに買収した広告会社の米国Avenue A/Razorfishが、ユーザー・インタフェースの設計に携わったという。
AT&TによるSurface利用情報の詳細は、同社の公式サイトから閲覧可能だ。
(Elizabeth Montalbano and Nancy Gohring/IDG News Serviceニューヨーク支局)
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