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[米国] 【JavaOne 2008】
サン、JavaFXのロードマップを公開――JavaOne 2008が開幕

デジタルライフを一元的に結ぶRIA技術に注力する姿勢をアピール

(2008年05月07日)

米国Sun Microsystemsは5月6日、米国サンフランシスコで開催中のJava開発者向け年次コンファレンス「2008 JavaOne Conference」(5月6日〜9日開催)において、RIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)開発プラットフォーム「JavaFX」の今後のロードマップなどを発表した。

Paul Krill
InfoWorld米国版

CEOのSchwartz氏「JavaFXでRIA市場を席巻したい」

 昨年5月のJavaOneで正式発表されたJavaFXは、JavaによるGUI構築部品であるSwingを、新開発のスクリプト言語「JavaFX Script」で操作してGUIを構築できるようにする枠組みである(関連記事)。SunはJavaFXを売り込むことで、成長著しいRIA市場において支配的地位を確立したい考えだ。競合となる他社のRIAプラットフォームには、Microsoftの「Silverlight」やAdobe Systemsの「AIR」などがある。

Sunの社長兼CEO、Jonathan Schwartz氏(写真右)と、ソフトウェア担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのRich Green氏

 基調講演に登壇した、Sunの社長兼CEO、ジョナサン・シュワルツ(Jonathan Schwartz)氏は、「JavaFXによりRIA市場を席巻したい」と意気込みを述べた。

 JavaFXは、複数タイプのインタフェース(機器も含む)にまたがったアプリケーション配備を実現できるのが特徴だ。講演ではJavaFXアプリケーションをブラウザからデスクトップ上に移動するデモが披露された。

 JavaFXは一連のコンポーネントを備えており、それにはランタイム、メディア・コーデック・フレームワーク、JavaFX Scriptスクリプト言語が含まれる。同社ソフトウェア担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのリッチ・グリーン(Rich Green)氏は、「JavaFXはあらゆる局面で実行可能だ」と語った。

今秋から来春にかけて「JavaFX Desktop」
「JavaFX Mobile」「JavaFX TV」が順次登場

 Sunはデスクトップ向けの「JavaFX Desktop SDK」の早期アクセス・プログラムを今年7月に公開し、今秋には正式版の「JavaFX Desktop 1.0」を、来春には「JavaFX Mobile」と「JavaFX TV」の最初のバージョンをリリースする計画だ。

 SunがJavaFXで競合のRIA技術に対抗するのは決して容易なことではないだろうが、聴衆の中には、JavaFXの機能に感銘を受けたJava開発者もいたようだ。

 「これまでじっくりと眺める機会がなかったが、今回の一連のデモを見て、これはまちがいなく将来存在していてほしい技術だと思った」と、防衛関係の請負業者である米国Sierra Nevada Corporationのソフトウェア・エンジニア、Roland Esquivel(ローランド・エスキベル)氏は述べている。「特にJavaFXの高品位ビデオ/オーディオ機能は魅力的だ。今後多くの人々の注目を集めるだろう」(同氏)


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