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【解説】
Windows Server 2008への完全移行「6つの重要チェック」
最新サーバOSの実力を120%引き出すための勘所
(2008年05月16日)
Check 3
Active Directoryドメインの互換性を確認する
Windows 2000以前のOSが存在する場合は要注意
Windows Server 2008のActive Directoryでは、フォレスト/ドメイン機能レベルとして「Windows 2000ネイティブ」「Windows Server 2003」「Windows Server 2008」の3つがサポートされており、Windows 2000 Serverのドメイン・コントローラとも共存できる(画面2)。
| 画面2:Active Directoryにおけるフォレスト/ドメイン機能レベルは、ドメイン・コントローラのバージョンを規定し、サポートされる機能に影響する。旧バージョンのドメイン・コントローラが存在しなくなった時点で、機能レベルを昇格させることも可能だ |
フォレスト/ドメイン機能レベルは、Active Directoryのフォレスト/ドメインに存在できるドメイン・コントローラのWindowsバージョンを制限する。例えば、Windows Server 2003モードのフォレスト/ドメインには、Windows Server 2003およびWindows Server 2008のドメイン・コントローラが存在できるが、Windows 2000 Serverのドメイン・コントローラは追加できない。
Active Directoryの全機能を利用できるのは、Windows Server 2008モードであるが、Windows Server 2003とWindows Server 2008のフォレスト/ドメイン機能レベルの違いは少ない。フォレスト機能レベルには機能差がなく、ドメイン機能レベルにおいて以下に示す4つの新機能がサポートされている。
- SYSVOLに対する分散ファイルシステムのレプリケーションのサポート
- AES 128および256に対するKerberos認証プロトコルのサポート
- 対話型の最終ログオンに関する情報収集
- 詳細なパスワード・ポリシー(ユーザーおよびグローバル・セキュリティ・グループに対してパスワードとアカウントのロックアウト・ポリシーを指定可能)
また、Windows Server 2008で新たに追加された「読み取り専用ドメイン・コントローラ(RODC)」は、Windows Server 2003モードからサポートされる。これにより、これまでのリモート拠点でも安全にドメイン・コントローラを配置できる。
Windows Server 2008のActive Directoryでサポートされるクライアントに明確な定義はないが、Active Directoryの導入メリットを享受するには、最低でもWindows 2000以降であることが望ましい。Windows NT 4.0およびWindows 98/Me以前については、グループ・ポリシーで管理できないばかりか、サポート・ライフサイクルが打ち切られており、OS自身にセキュリティ上のリスクが存在する。また、これらのクライアントをドメインに参加させるには、ドメイン全体のセキュリティを緩和しなければならない。
なお、Windows Server 2008には、ファイル共有プロトコルの新バージョン「Server Message Block(SMB)2.0」が搭載されており、より高速なファイル共有が可能となっている。ただし、SMB 2.0が使用できるのは、クライアントがWindows Server 2008またはWindows Vistaの場合のみだ。それ以外のOSとのやり取りには、これまでと同様にSMB 1.0が使用される。

























