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[米国]
マイクロソフトがXP延命の“電話嘆願”を集計――技術系の人気サイトが報道

報道後にサポート・ラインが不通に。同社は集計事実を否定

(2008年06月05日)

 一部のユーザーによれば、Windows XPの販売延長を求める顧客からの電話をMicrosoftが集計していると人気の技術系Webサイト「Neowin.net」が報じたため、同社のサポート・ラインに電話が通じなくなったという。

 これに対しMicrosoftは6月4日、どのような内容にしろ電話による嘆願は受け付けておらず、技術サポートに電話をかけてWindows XPの販売延長に関する質問をするのは控えてほしいと呼びかけた。

Microsoftが顧客からの“電話嘆願”を集計していると報じた「Neowin.net」の記事

 Neowin.netは5月30日、「Microsoft、Windows XPの延命嘆願を公式に受け付ける」と題した記事を掲載し、サポート・ラインにかかってきた電話の本数が集計されていると報道した。

 同記事には、「嘆願はサポート・チームに伝えられており、これを受けてMicrosoftは、Windows XPの小売り継続を望むすべての電話を記録する方向へ動き出している。電話件数を集計し、十分な数に達した場合は、MicrosoftはWindows XPの販売延長を検討するつもりでいる」と書かれている。

 Neowin.netの記事は、米国、英国、カナダのWindows XPおよびVista専用の無料技術サポートの電話番号リストも掲載されていた。

 Microsoftは、大手PCベンダーおよび小売企業に対するWindows XPの提供を、6月30日をもって終了すると発表している。こうした企業はその後もWindows XPの在庫を販売できるが、ライセンスや製品自体をMicrosoftに追加注文することはできなくなる。ただし例外もあり、低価格ノートPC/デスクトップPC市場向けには、2010年6月末までWindows XPの供給が継続されることになっている(関連記事)。

 30日の記事が公開されてから数時間のうちに、記載されていたMicrosoftのサポート・ラインの番号に電話をかけたが話し中だったと、多数のユーザーがNeowin.netに書き込んだ。記事掲載から6時間後にコメントを残したjayr0氏は、「(サポート・ラインは)何時間も話し中だ」と述べている。

 この件についてMicrosoftに質問したところ、同社の広報担当者は6月4日、Windows XPに関する電話嘆願の集計調査は一切行っていないと電子メールで回答してきた。「いかなるものであれ、MicrosoftはWindows XPの販売延長要請を受け付ける体制は整えていない。Neowin.netの記事に記載されている電話番号は、技術的な問題を解決するアドバイスやサポートを求めるユーザーのための番号であり、当社製品の販売期間などに関する苦情もしくは意見を受け付けるためのものではない」(Microsoftの広報担当者)

 Microsoftは、Neowin.netが最初に本件を報じた30日以降にサポート・ラインへかかってきた電話の本数は明らかにしなかった。

 Windowsユーザーが電話嘆願という話を信用した背景には、MicrosoftのCEO、スティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏の発言があるようだ。Ballmer氏は2008年4月、ユーザーからの要請が多ければ、OEMおよび小売企業へのWindows XPの販売期限を見直すかもしれないと話していた。だが同日遅くには、Microsoftの広報担当者がWindows XPの販売期限を延長つもりはないとの声明を発表した(関連記事)。

 Windows XPの延命を求める運動は、Computerworld米国版の姉妹サイトであるInfoWorldが組織した「Save XP」も含め、Webサイト上に複数存在する。InfoWorldによれば、6月4日の時点ですでに20万人がSave XP上でWindows XPの延命に署名しているという。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)




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