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【解説】
再考! ブレード・サーバの現状と将来

進化を遂げる次世代の統合テクノロジー

(2008年07月11日)

サーバ単体からシステムへと進化

 ここで、ブレード・システムの定義について整理しよう。ブレード・システムとは、ブレード・サーバを、もしくはブレード・サーバとストレージ、ネットワーク製品を一貫したコンセプトとアーキテクチャによって組み合わせることができる製品を指す。今日、ほぼすべてのサーバ・ベンダーがブレード・システムの提供を手がけている。

 現在、サーバを含むすべてのITインフラ製品やソリューションは、新しい世代への移行期にある。ここでは、システム全体の最適化と次世代へ向けた成熟化が重要なテーマとなっている。このような包括的なテーマの中で、パフォーマンスとキャパシティの向上、省電力化と熱対策、コストの最適化、信頼性と柔軟性の向上、監視/管理/制御などが、昨今のシステムに求められる要件となっている。

 ここで言うシステムとは、ハードウェアと仮想化、OSといった実行環境はもとより、その上位で稼働するアプリケーション・サーバやデータベースを含むすべてのITインフラのことであり、最終的に「必要な時に必要なリソース/サービスを、最小限の人的リソースで提供する仕組み」が構築できるかどうかが、今後のITユーザーにとってのチャレンジとなる。

 こうしたビジネス要件を、まずはハードウェア中心の環境で満たすために、ブレード・システムにはさまざまな考え方や技術が包括的に組み込まれている。これらには、デュアルコア、クアッドコアなど最新のマルチコア・プロセッサや省電力プロセッサ、省電力設計と実装、高速なインターコネクト、低価格なストレージ・ブレードの採用、メモリ・ベースのストレージの採用、サーバ・ベース・コンピューティング(SBC)環境の実装(サーバ内での大規模クライアント環境の実現)、システム・リソースの柔軟な変更機能、仮想化技術の実装、運用管理ソフトウェアとの一貫性、などがある。

 このように、検討すべきスコープをシステムとした場合、考慮すべき要件は従来のサーバ製品選定と比較して格段に広がる。ブレード・システムの選定・実装・運用におけるさまざまな検討は、今後のITインフラの方向性の骨子を決める重要な先駆けとなるはずだ。


図2:ブレード・サーバの進化

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