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[米国]
ベータ・テスト中の「IE 8」、リリース候補版は2009年1Qに公開

品質を問題視している一部ユーザーは、さらなるベータ版リリースを要望

(2008年11月21日)

 米国Microsoftは11月19日、次期Webブラウザ「Internet Explorer 8(IE 8)」のリリース候補版(RC)を2009年第1四半期に公開することを明らかにした。

MicrosoftのIEブログ

 IE 8の現在のステータスは、今年8月に公開されたベータ2(Beta 2)である。MicrosoftのIE8担当ゼネラル・マネジャー、ディーン・ハチャモビッチ(Dean Hachamovitch)氏は、19日付けの同社ブログにおいて、「IE 8の次のパブリック・アップデート版を2009年第1四半期にリリースしたあと、最終リリースへと進む」と述べている。

 Microsoftの過去の実績を参考にすると、IE 8の正式版は2009年の上半期中にリリースされる可能性が高い。現行のIE 7は2006年8月末にRC段階に達し、同年10月中旬に正式リリースされた。その間、わずか2カ月弱である。したがって、IE 8 RC版の公開が来年3月になったとしても、6月の終わりまでには正式版がリリースされそうだ。

 ハチャモビッチ氏は、2009年第1四半期に公開予定のIE 8 RC版について、「ほぼ完成版になる」との見通しを示している。「Webブラウザに関心を持つ人や組織からなるテクニカル・コミュニティは、このアップデート(=RC)版を、IE 8がほぼ完成の域に達したことのメッセージとして受け取ってほしい。最終製品の挙動はアップデート版と同じだと考えてかまわない」(ハチャモビッチ氏)

 さらに同氏は、Webサイト制作者やサービス開発者に対し、RC版が公開されたらそれを使ってWebページの見栄えなどをテストするよう促している。

 ただし、ほかのMicrosoft幹部と同様、ハチャモビッチ氏もIE 8正式版のリリース時期に言及するのを避けている。「当社は、テスターからの重要なフィードバックを十分に検討したあとで、(IE 8の)最終製品を提供する」と述べるにとどめた。

 IE 8の正式版リリース時期に関して、Microsoftが公式に明らかにしているのは、Windows 7の出荷よりも早い時期ということだけだ。Windows 7の出荷は2009年末か2010年初めになると見られている。

 ハチャモビッチ氏のブログ発言に付けられているコメントを見ると、IE 8 RC版のスケジュールが公表されたことを、ユーザーが好意的に受け取っている様子がうかがえる。だが、なかには、ベータ2の品質が悪すぎるとして、もっとテストが必要だと訴えるコメントもある。

 「オリバー(Oliver)」と名乗るユーザーは、こう不満をぶちまけている。「皆さんの意見に耳を傾けています、意見をお伺いしますなどど、ばかげたマーケティングの決まり文句を繰り返すだけで、(Microsoftは)実際にはだれの意見にも耳を傾けていないじゃないか。ベータ2は使いものにならず、クラッシュばかりしている。お願いだから、RC版より前に、検証可能なベータ版を提供してほしい」

 また、ジェイソン・アシュダウン(Jason Ashdown)という名前のユーザーは、こう記している。「これまで何度も言われてきたことなので、簡潔に述べる。われわれユーザーはベータ3を待っている。ベータ2は、われわれが期待する品質とは程遠いものだった。われわれは、RC版の前に一連のバグ報告を望んでいる。いま扉を閉ざすのは、とんでもない間違いだ」

 Webブラウザ市場でIEは相変わらず支配的地位を占めているが、IE 8のベータ版をインストールしているのは、ごく一部のユーザーに限られるようだ。米国Net Applicationsの10月度リポートによると、IE 8の使用率はWebブラウザ全体の0.58%にすぎなかった。

 ちなみに、IE 8ベータ2の1週間後にリリースされ、やはりベータ・テスト段階にある「Google Chrome」の使用率は、IE 8よりわずかに多い0.78%だったという。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)




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