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[米国]
マイクロソフト、Windows 7への無料アップグレード・プログラムを提供か

Vistaの買い控え阻止がねらい?

(2009年01月08日)

Microsoftの動向をウォッチしているTechARP.comのWebサイト

 過去にWindows Vista Service Pack(SP)1のリリース日の予測などを的中させてきたマレーシアのWebサイト「TechARP.com」によると、米国Microsoftは、2009年7月1日以降にVista搭載PCを購入したユーザーを対象に、次期OSであるWindows 7へのアップグレード権を無料、もしくは割引価格で提供する可能性があるという。

 TechARP.comは、Microsoftが「Vista Express Upgrade」と同様のプログラムを、Windows 7でも実施すると指摘している。Vista Express Upgradeは、Microsoftが2006年に実施した販促プログラムで、2006年10月26日から2007年3月15日までにWindows XP搭載PCを購入したユーザーは、Vistaへのアップグレードを無料、または低価格で行えるというものだった。

 TechARP.comには、「まずMicrosoftがOEMベンダーにWindows 7へのアップグレード・メディアを販売し、そのOEMベンダーが2009年7月1日から一定期間を設け、アップグレード権付きのVista搭載PCを提供するだろう」と記されている。

 もちろんアップグレード権は、Windows 7が一般発売されるまで利用できない。MicrosoftはWindows 7のリリース日を「2010年初頭」としており、具体的な日程は明らかにしていない。

 TechARP.comが予想したWindows 7アップグレード・プログラムは、Vista Express Upgradeプログラムと酷似したものだ。TechARP.comは新たなプログラムの終了日については明記せず、「未定(TBA)」もしくは「後日発表あり」としている。ただし同サイトは、「OEMベンダーは、同プログラムの実施期間をMicrosoftが設定した期間より短くできる」とも指摘している。

 またTechARP.comは、Windows 7アップグレード・プログラムは「Vista Home Premium」から「Windows 7 Home Premium」へのアップグレードと、「Vista Ultimate」から「Windows 7 Ultimate」へのアップグレードに適用されると予想している。また、「Vista Business」を搭載するPCの購入者は、「Windows 7 Professional」にアップグレードできる見込みだという。
(編集部注:Windows 7のバージョン・ラインアップはまだ発表されていない)

 Microsoftと同社のハードウェア・パートナー・ベンダーは、今回こそOSのアップグレードをスムーズに進めたいと考えているはずだ。

 Vista Express Upgradeを実施したときは、ユーザーへのアップグレード・ディスク提供が遅れるなど、さまざまな問題が起こった。例えば2007年2月には、「Vistaが小売店に並んでから1カ月近く経過しているが、ディスクがまだ届かない」と、多くのユーザーが米国Dellや米国Hewlett-Packardのサポート掲示板に、怒りのコメントを書き込んでいた。

 TechARP.comが掲載した記事について、Microsoftからの公式なコメントは得られていない。同社の広報担当者は1月6日、「製品の提供形態に関しては常にパートナーとともに選択肢を探っているが、現時点で発表することは何もない」と語った。

 Windows 7のパブリック・ベータ版は、現在開催されている「International Consumer Electronics Show(CES)」(1月8日〜11日)期間内にリリースされるのではないかと見られている。なお、パブリック・ベータ版と思われるWindows 7ビルド版は一時、インターネット上のファイル共有サイトから入手可能な状態になっていた。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)




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