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[米国]
「BizTalk Server 2006」、5月1日から出荷開始へ

(2006年03月27日)

 マイクロソフトは3月27日、ビジネス・プロセス統合ソフトウェア「BizTalk Server 2006」のRTM(Release To Manufacturing:工場出荷リリース)を発表した。同社幹部によると、同製品の一般販売は5月1日から開始されるという。

 マイクロソフトがBizTalkの新版をリリースするのは、2004年3月以来のこと。BizTalkの製品マネジメント・ディレクターを務めるスティーブン・マーティン氏は、企業システムの統合作業を簡素化し、ユーザーがビジネス・プロセスの管理に集中できるようにするのが同製品の目的だと強調する。

 BizTalk Server 2006は、「SQL Server 2005」「Visual Studio 2005」「Virtual Server 2005」に対応する予定で、64ビット版の提供も開始されることになっている。

 マイクロソフトは、Visual Studio 2005とSQL Server 2005の提供開始を明らかにした2005年11月に、BizTalk Server 2006を発表したが、同社の関係者からは、同バージョンが2006年前半に出荷されるという情報しか提供されてこなかった。

 マーティン氏によると、BizTalk 2006では、ビジネス・プロセスを複数の画面で順番に表示していくのではなく、単一のウィンドウ内で一覧することができる統一的な管理コンソールが新たに搭載されている。また、1つのビジネス・プロセスの断片を集めて、1つのアプリケーションを構成するためのツールも利用できるという。

 企業ユーザー向けの機能として、規定のパフォーマンス指標を利用するのではなく、ビジネス・プロセスの能率を監視・評価する独自のポータルを構築できるビジネス活動モニタリング・ツールも用意されている。

 なお、BizTalk 2006には、J.D.エドワーズやオラクル、ピープル・ソフトなどのアプリケーション製品に対応する12個のアダプタが同梱されている。これらのアダプタの料金は基本的なライセンス使用料に含まれており、ユーザーが新たに購入する必要はない。

 ヒューストンを本拠として、石油・ガス採掘業者にシーリング材を販売するガルフコースト・スチールのeコマース・マネジャー、ジェフ・リンチ氏は、同氏が管轄する統合アプリケーションの約半数を、BizTalk 2006のベータ版を使って連携できるようにする作業を進めており、残り半数の移行作業も、1カ月以内に完了する見込みだ。

 同社では、バイヤーから注文を受けて請求書を発送したり、サプライヤーに発注を行って請求書を受け取ったりするのにBizTalkを利用し、既存のERPシステムとの接続も実現している。

 リンチ氏は、BizTalk 2004に対するBizTalk 2006のメリットについて、ネットワーク管理者が単一のコンソールからすべての機能を管理できるようになった点が最も優れている評価している。

 「(管理者が)システムの状況を監視し、アプリケーションを停止したり起動したりできるようになった。BizTalk 2004では、多数のツールを使って複数の手順を踏まなければ、こうしたことはできなかった」(リンチ氏)

 BizTalk 2006は、電子メール標準プロトコルであるPOP3もサポートしている。これにより、企業ユーザーは電子メールから詳細なフラットファイル・データを抽出し、データウェアハウスに送信したり、顧客リポートを即座に作製したりすることも可能となる。従来こうした作業は、1人の社員が3日間かけて手作業で行っていたと、リンチ氏は説明している。

 なお、BizTalk 2002から2004への移行時には、マイクロソフトが同ソフトウェアのアーキテクチャを全面的に見直したこともあり、困難な作業が必要だったが、BizTalk 2004から2006へのアップグレードは今のところ順調に進んでいるという。

(ヒーサー・ヘイブンステイン/Computerworld オンライン米国版)




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