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[米国]
マイクロソフト、Project 2007の機能強化をアピール――その知られざる実力とは

(2007年02月05日)

 米国マイクロソフトのOffice製品群に属する「Project」は、Office製品群の中でいちばん目立たないソフトウェアと言っても過言ではない。先月30日に発売された「2007 Office system」のどのエディションにも包含されておらず、ユーザーの認知度も低い。

 しかし、マイクロソフトは2007 Office systemの発売に合わせて、Projectの最新バージョンである「Project 2007」も発売している。ここでは、Project 2007の概要とともに、その新機能を紹介しよう。

 Projectは、企業内の複数プロジェクトを一括管理するマネジメント・ソフトウェアである。その役割は、「Word」や「Excel」、「Access」といったそのほかのOffice製品と連携/統合しながら業務の生産性を高めることにある。

 現在、発売されているのは、「Office Project Standard 2007」「Office Project Professional 2007」「Office Project Web Access 2007」の3エディションである。Project Standard 2007はスタンドアロンで利用する中小規模企業向け、Project Professional 2007は「Office Project Server 2007」(後述)と連携させ、企業や部署の垣根を超えて作業する大規模企業向け、Project Web Access 2007はProject Server 2007用のシン・クライアントとなっている。

 前バージョンのProject 2003と比較し、Project 2007で大きく改善されたのは、ビジュアル効果を積極的に活用している点だ。

 例えば、プロジェクト・メンバー間で共有する予定表やタスクは、いつだれが変更したのかが一目でわかるように工夫されている。また、3次元ガントバーや、各セルの背景色を簡単に変更できる機能なども新たに追加された。

インタフェースもExcelと同様であり、操作方法もExcelとほぼ同じだ

 マイクロソフトのProject担当ビジネス・ディレクター、アーウィン・ロドリゲス氏によると、これらの新機能は、プロジェクトのスケジュールやタスクの変更を見分けやすいようにするためのものだという。

 もう1つのポイントは、連携するProject Server 2007の機能が大幅に強化されたことである。

 Project Server 2007は、Project Professional 2007およびProject Web Access 2007ユーザーからアクセスできるサーバであり、プロジェクトのライフサイクルや、組織間の作業を効果的に管理するものだ。

 例えば、Project Web Access 2007クライアントからProject Server 2007に搭載されている「プロジェクト・ワークスペース」機能を利用すると、プロジェクト・メンバーはWeb上で共同作業を実行できる。

 また、Project Server 2007にはマイクロソフトのWindowsコンポーネントである「.NET Framework」が包含されている。これにより、サードベンダーの開発者は、Project Server 2007上で稼働するアプリケーションを開発することが可能になっている。

 ここで、1社の導入事例を紹介しよう。

 メルセデス・ベンツの米国支社は、以前からProjectを活用しているユーザー企業である。同社のテクノロジー・プランニング・サポート専門家のサイモン・ファン氏は、Project 2003とProject Server 2003の連携機能により、自動車部品の在庫率を改善できたと語る。

 「われわれはProject 2003とProject Server 2003の導入で、新車発売時のディーラーのスペア・パーツの平均在庫率を通常の2倍に当たる88%に上げることができた」(ファン氏)

 さらにファン氏は、200人の社員がProject 2003でデータを共有することにより、業務の効率化を図れたと評価する。

 ただし、同社ではProject 2007へのアップグレードを行ってはいない。「Project 2007はテスト前の段階であり、具体的な導入計画は未定」(ファン氏)としている。

(エリック・レイ/Computerworld オンライン米国版)




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