【 ここから本文 】

Microsoftウォッチ

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


[米国]
マイクロソフトとIBMの幹部、企業向けGoogle Appsへの警戒感をあらわに

「OfficeやLotusの強力なライバルになる」

(2007年06月22日)

 米国マイクロソフトと米国IBMの幹部は6月20日、ボストンで開催された「Enterprise 2.0」コンファレンスのパネル・ディスカッションにそろって登壇し、米国グーグルが企業向けホスティング・サービス市場へ参入していることへの警戒感をあらわにした。

 「Assessing IBM & Microsoft Platform for Collaboration & Unified Communications」と題されたパネル・ディスカッションには、マイクロソフトでOfficeビジネス・プラットフォーム・グループディレクターを務めるロブ・カリー氏と、IBMでメッセージング/コラボレーション・ソフトウェア担当兼副社長を務めるケン・ビスコンティ氏らが出席した。

 両氏が強力なライバルになると警戒するのは、今年2月から提供が開始された、企業向けホスティング型アプリケーション・スイートの「Google Apps Premier Edition」だ。

 Google Appsには、電子メールの「Gmail」、IM(インスタント・メッセージ)の「Talk」、ワープロ・ソフト&表計算ソフトの「Docs&Spreadsheets」、Webページ作成ツールの「Page Creator」、スケジュール/タスク管理用の「Calendar」などが包含されている。

 特に企業向けのGoogle Apps Premier Editionは99.9%の稼働率を保証し、1ユーザー当たりの利用料が年間50ドルで電話サポートも受けられることから、着実に利用者数を伸ばしている。

 カリー氏はGoogle Apps Premier Editionについて、「機能面ではOfficeに及ばない」としつつも、以下のように語った。

 「Google Appsは主に大学などで普及していると認識していたが、その単純さと使いやすさは企業ユーザーにも歓迎されるだろう。ユーザビリティの観点からも、優れた設計思想が盛り込まれている。Google Apps Premier EditionはOfficeの強力なライバルになると認識している」

 米国フォレスター・リサーチでアナリストを務めるエリカ・ドライバー氏は、「Google Apps Premier EditionはOfficeを直撃する製品だ」と語っている。

 一方、IBMもグループウェアの「Lotus Notes」や、コラボレーション・プラットフォームの「Lotus Sametime」などを擁し、その機能は、Google Appsとほぼ競合する。同社はグーグルと一部提携を結んでいるが、潜在的にはライバルだという認識を持っているようだ。

 「グーグルとの提携関係を維持しているのは、われわれの顧客にメリットがあると考えているからだ。グーグルの幹部は、企業から寄せられるさまざまな要求に応えられるよう努力している。われわれは企業向けサービスの分野において、近い将来グーグルと競合するとは考えていない。しかし、長期的に考えれば、ライバルとなる可能性は十分にある」(ビスコンティ氏)

 一方、今回のパネル・ディスカッションに参加しなかったグーグルは、マイクロソフトやIBMの警戒感とは裏腹に、自社のサービスが他社のビジネスを脅かすものではないとの姿勢を見せている。

 グーグルは先月、オフラインでもGoogle Appsが利用できる「Google Gears」技術を発表し、Google Appsの機能強化をアピールした。しかし、同社でエンタープライズ事業部製品管理担当ディレクターを務めるマシュー・グロッツバック氏は、「Google Appsの機能強化は、Office SystemやLotus Notesに対抗するためではない」と語っている。 

(ジョン・ブロドキン/Network World オンライン米国版)




▲ページの先頭へ戻る


キーパーソン

ゲイツ氏、開発者に別れを告げる――TechEdで最後のスピーチ

「Microsoftの成功は、開発者の皆さんのおかげ」

マイクロソフトのバルマーCEOが語った「Vista・仮想化・検索の今後」

「Vistaは発展途上。ただしハードウェア要件などには変更を加えない」

プロジェクト責任者に聞く「Windows Server 2008」開発の舞台裏

「目指したのは高い信頼性と真の実用性」

「ITは次の革命期を迎えつつある」――CeBITでバルマー氏が講演

みずからの引退時期を示唆? 「あと9年IT業界にとどまれば、次の革命も体験できる」

マイクロソフトのDB責任者に聞く、「SQL Server 2008」の開発目標と導入効果

「リレーショナル・データベースの枠を越えて“顧客の声”にこたえる」

マイクロソフトのバルマー氏、「Google Apps」を一蹴

「Officeの二番煎じ。われわれの脅威ではない」

マイクロソフトはもはや“セキュリティ後進企業”ではない!

「TwC(信頼できるコンピューティング)」担当副社長、セキュリティ強化戦略の“今”を語る

キャッチアップ

マイクロソフトのバルマーCEOに捧ぐ「10の提言」

ゲイツ氏退任後、同社が勝ち残るためにすべきこと

マイクロソフトのセキュリティ戦略――ゲイツ氏の“功罪”とは

問題の元凶から改革の旗振り役に転向したトップのメッセージ

岐路に立つマイクロソフト――黄金時代は終わりを告げるのか

ITアナリストらが指摘する、業界ガリバーの“ジレンマ”と“課題”と“可能性”

[徹底検証]マイクロソフトのユニファイド・コミュニケーション戦略

サーバ・ソフト、クライアント・アプリ、Webカメラで構成されるUCプラットフォーム&エコシステムとは

マイクロソフトが秘密裏に進める「Albany」プロジェクト

正体はグーグル対抗のハイブリッド型オフィス・スイート?

会社を挙げて“緑革命”を――MicrosoftのグリーンIT戦略

同社が目指す「地球環境にやさしい」企業の姿とは

バルマーCEO、「ソフトウェア+サービス」ビジョンを日本のパートナー企業に説明

「新たな価値を創造するチャンス」

マイクロソフト、「Windows Live」の正式版を発表

「ソフトウェア+サービスを実現させたサービスだ」――バルマー氏が力説

Windows Server 2008移行案内

アップグレードに足る9つの理由――製品出荷の最終段階に入ったベータ3を徹底検証

Windows Vista移行案内

企業クライアントOSとしての「メリット」と「注意点」――本格導入の前にこれだけは知っておきたい

Windows Vistaのセキュリティを検証する

UAC、BitLockerなど主要強化点の実用度をチェック

マイクロソフトが統合コミュニケーション・サービスの提供を計画中

ホステッド・サービスとしてさまざまなアプリケーションと連携

マイクロソフト、Windows Server 2008の新機能を国内イベントで披露

「システム管理者の負担を劇的に軽減する機能が満載」とアピール

バルマー氏、「ソフトウェア・プラス・サービス」戦略を明らかに

ホスティング型ビジネス・サービスの手始めはハイブリッド・モデル

「GPLv3適用ソフトは一切サポートしない」――マイクロソフトが明言

「われわれのいかなる活動にもGPLライセンスは不要だ」

Weekly Ranking

集計期間:09/30〜10/06



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国