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[国内]
バルマーCEO、「ソフトウェア+サービス」ビジョンを日本のパートナー企業に説明

「新たな価値を創造するチャンス」

(2007年11月09日)

 マイクロソフトは11月8日、東京・六本木のホテルでパートナー向けの事業戦略・方針説明会「Microsoft Japan Partner Conference 2007」を開催した。

「Plan-J」でも特に顧客・パートナーの満足度で大きく向上したことを報告したマイクロソフト代表執行役兼社長のダレン・ヒューストン氏

 説明会の冒頭、マイクロソフトの代表執行役兼社長であるダレン・ヒューストン氏が国内における経営方針「Plan-J」の進展状況を報告。特に地方自治体、教育・研究機関とのパートナーシップ拡大、顧客・パートナーの満足度で大きく向上、順調に推移しているとして、今後もこの活動に精力的に取り組んでいくことを明らかにした。

 ヒューストン氏のあとを受け、米国マイクロソフトのCEOであるスティーブ・バルマー氏が登壇。バルマー氏は説明会に参加したパートナーに謝辞を述べたあと、「マイクロソフトの成功は、パートナーの成功でもある。それは、パートナーと密接にビジネスを進めてきた結果であり、今後もともに努力し続けることでさらに強化される」と、パートナーとの協業の重要性を強調した。そして、マイクロソフトがパートナーへの支援を強化・充実させることで「顧客がほんとうに必要とする製品、すぐれた製品がリリースされる」と、パートナーとのビジネスのさらなる発展・拡大に期待を寄せた。

「ソフトウェア+サービスでビジネスは大きく変わるが、新たな価値を創造するチャンスも生まれる」と語る米国マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏

 また、バルマー氏は2008年にリリース予定の製品に関して「2008年はさらにワクワクする“イノベーション”を提供する。特に『Windows Server 2008』『SQL Server 2008』『Visual Studio 2008』が重要な製品になる」と説明し、「こうした新しい“イノベーション”によって、よりよい機能やより高い性能などが得られるようになる」と新製品に自信を見せた。

 バルマー氏はマイクロソフトの新しいビジョンである「ソフトウェア+サービス」にも言及。「ソフトウェア+サービスでは、どのような新しいテクノロジーを実装するか、どのように利用モデル、ビジネス・モデルを構築・展開していくかが重要」として、「データやトランザクションの多くが、自社のサーバやファイアウォール内で展開・管理されている今のシステムから、10年後にはインターネット・クラウド上に適切に配置されたデータやアプリケーション、管理機能をモバイル・デバイスやリッチ・クライアントから利用するようになるだろう」と「ソフトウェア+サービス」で描いている未来図の一端をのぞかせた。

 さらに、バルマー氏はホスティング・サービスとの違いにも触れ「ホスティングは独自環境であり、社外にあるデータセンターにデータを格納するだけのものだ。単なるアーキテクチャの再構築にすぎない。ソフトウェア+サービスの世界では、標準的なシステムをさまざまなユーザー/企業で共有できるようになる」と説明。そして今後は「ソフトウェア+サービスによって、ビジネスは大きく変わることになるだろう。ゆっくりとではあるが、確実に変化する。マイクロソフトのビジネスも、パートナーのビジネスも変化する必要がある」と、パートナーへの対応をうながした。

 バルマー氏は「TCP/IP」を例に挙げて「10年前は、WindowsにTCP/IPプロトコル・スタックを実装するビジネスがあった。それが、Windowsに標準搭載されるようになったため、ビジネスを失うことになったパートナーもいた。しかし、このビジネスの変化によって、パートナーは新たなビジネスを開拓する機会を得たことは確かだ。ソフトウェア+サービスも同じように、新たなビジネスチャンスを生むだろう。仕事がなくなる可能性はあるが、変化に対応することでビジネスは継続できるはずだ。そして、変化に合わせて新しい投資をしたり、スキルを身に付けたり、ビジネス・モデルを再構築したりすることも大切になる」と、ビジネスの変化に対応する必要性を説明した。

 最後に「ソフトウェア+サービスでは、カスタマイズや独自サービスの開発など、“新たな価値”を創造するチャンスになるだろう。もちろん、今年も来年も再来年も、サーバやソフトウェアを販売していただきたい」と、あらためて今後もパートナーと密接に協力してビジネスを進めていく姿勢を見せた。

(Windows Server World)




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