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[米国]
マイクロソフト、中古PC販売業者向けのWindowsライセンス・プログラムを発表

廃棄PCの再生と再販を促し、正規Windowsの拡販を目指す

(2007年11月12日)

 米国マイクロソフトは11月9日、中古PCに正規のWindowsをインストールして販売するライセンスを再生業者やOEMに付与する新プログラム「Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)」を発表した。

 MARプログラムにより、中古PCを再生して販売するOEMは、中古PC用のWindowsライセンスを一括して大量に取得できるようになる。同プログラムは、以前より慈善団体や教育機関、非営利団体向けに実施されてきた「Community MAR」プログラムを拡大したもの。

 Windowsのライセンスは、同OSを使用するために購入されたコンピュータと結びついている。従来、中古PC再生業者が再生したPCにWindowsを再インストールするためには、正規の購入証明書(Certificate of Authenticity)と、PCを初期状態に戻すためのOSイメージ・ソフトウェアを持っている必要があった。しかし、中古PCについてこの両方をそろえるのは難しい場合が多く、中古PC販売業者はこれらがそろわない中古PCについては、OSをインストールせずに販売している。そのため中古PCには、購入者によってLinuxや海賊版Windowsなどがインストールされるケースが少なくなかった。

 MARプログラムを通じて中古再生PC用の新ライセンスが提供されるのは、Windows XP Homeと同Professionalで、それぞれのライセンスは「Windows XP Home for Refurbished PC」および「Windows XP Professional for Refurbished PC」と呼ばれる。マイクロソフトのPR代理店にこれらのライセンスの価格を問い合わせたが、9日時点で回答は得られていない。

 中古PC再生業者のテックターン社長、ジェイク・プレイヤー氏によると、これらのライセンスはWindows XP Homeと同Professionalの店頭価格よりも「かなり割り引いた価格」で提供されるとのことだ。同氏はマイクロソフトとの契約上、具体的なライセンス価格や割引幅は口外できないとしている。

 なお、マイクロソフトは、MARプログラムを通じて、再生PCにWindowsを大量にインストールするための支援ツールをOEMや再生業者に提供する計画だ。

 米国ガートナーの調査によると、再生PCは世界のPC市場の10%程度を占めているものの、企業で使用されなくなったPCのほとんどは、物置に放置されたり、産業廃棄物として捨てられたりしているという。マイクロソフトでは、こうしたPCの再生と再販をMARプログラムによって促進するとともに、再販されるPCに正規Windowsが広く搭載されることを目指していくとしている。

 MARプログラムの実施対象は、当初、マイクロソフトの世界の既存OEMパートナーと、北米のOEMおよび非OEM PC再生業者となるが、いずれ北米以外の再生業者も対象となる見通しだ。

(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)




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