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[ノルウェー]
IEの標準対応の不備で損害を被っている――OperaのCTOが憤り

Microsoftの独禁法違反を欧州委員会に申し立てた根拠を語る

(2007年12月17日)

 ノルウェーのOpera SoftwareのCTO(最高技術責任者)が12月14日、米国Microsoftが3つのWeb標準の完全なサポートを拒否しているか、そのサポートができずにいるために、Operaユーザーが損害を被っていると述べた。

 「Microsoftは標準策定に参加していたし、その実装を約束しさえした。ところが、彼らの製品にはバグがあり、標準で定義された機能の一部が実装されていない。その結果、われわれのOperaなど、ほかのブラウザで問題が生じている」とOperaのCTOのハコン・ウィウム・リー(Hakon Wium Lie)氏は語った。

 Operaは12月13日、MicrosoftがWindows OSにInternet Explorer(IE)をバンドルして販売することで競争を妨げるとともに、インターネット標準に準拠しないことで相互運用性を阻害しているとして、欧州委員会に申し立てを行った。

 Lie氏は翌日の取材で、IEはどの標準に対応していないのかという質問に対し、「申立書に記載したのは、CSS、XHTML、DOM(Document Object Model)という基本的な標準だ。だが、もっと追加することもできた」と述べた。IEがこうした標準を独自手法でサポートしているために、WebデザイナーやWebアプリケーション開発者は、それに合わせなければならないという。

 「IEのバグや、文書化されていない機能への対処が強いられている。何しろ、IEはユーザーが多いのだ」とLie氏。Net Applicationsの最新データによると、ブラウザ全体に占めるIEの利用シェアはピークを過ぎているが、まだ77%以上を占める。当然ながら、Web開発者は、最大のユーザー層をねらうため、IEで適切にレンダリングされための対処が求められるのであれば、そうするほかない。

 Lie氏によれば、IEに合わせたWebサイトがOperaでも正しく表示されるようにするために、「われわれはIEのエラー・コードをデコードし、そのレンダリング・モードの再現に取り組まなければならなかった」という。だが、この試みは成功しない場合もあると同氏は認めている。「われわれは多くのユーザーを失った。彼らはOperaを気に入ってくれていたが、結局、見切りをつけた。きちんと表示されないページがあるからだ」と同氏。

 「このような状況は間違っている。Web開発者が、サイトやアプリケーションの特別なバージョンを作らなければならないということがあってはならない。標準はすべての人が対応すべきもののはずだが、われわれは標準に準拠したことで罰を受けている」(Lie氏)

 皮肉にも、IEの公式ブログには最近、Lie氏の一連の発言と同じ趣旨のWeb開発者のコメントが殺到している。Web開発者は、Microsoftは標準を適切にサポートしていないと非難を浴びせており、なかには、サイトとアプリケーションをIE 6とIE 7の両方に対応させるため、多大な時間と資金を費やさなければならないという苦境を訴える声もある。

(Gregg Keizer/Computerworld オンライン米国版)




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