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[米国]
Vistaの後継OS「Windows 7」の初期ビルドがネットに流出?

YouTubeには動画も“流出”、Microsoftは存在自体を否定

(2008年01月29日)

YouTubeに投稿された、“動く”「Windows 7 Milestone 1」。1月29日現在、複数のユーザーが投稿している

 Windows Vistaの後継OSである「Windows 7(開発コード名)」の初期ビルド版が、インターネットに流出しているとのうわさが先週末から流れている。しかし、今のところ同OSを実際に使用したと報告しているユーザーは数名のみ。Microsoftはビルド版の存在自体を否定している。

 ブロガーからの報告によると、流出しているのは今月初めにMicrosoftがOEMパートナーに提供したとされる「Windows 7 Milestone 1」で、ファイル共有ソフト/プロトコルの「BitTorrent」経由で入手できるという。ほとんどのブロガーは、BitTorrent経由で入手したWindows 7 Milestone 1には実際のOSは含まれていなかったとしているが、数名のブロガーは同OSのインストールに成功したと主張している。

 テクノロジー系のオンライン・コミュニティ・サイト「Neowin.net」では、ハンドルネーム「Kenipnet」というメンバーが、「自分のPCにWindows 7 Milestone 1をインストールしたが、(OSは)ほとんど使い物にならず、がっかりした」と感想を書き込んでいる。

 Kenipnet氏によると、「自宅のメインPCにWindows 7 Milestone 1をインストールしようとしたところ、SATA(シリアルATA)ドライバが必要だという警告が出た」という。

 同氏は「メインPCのドライブは、IDE(Integrated Drive Electronics)に設定されており、Windows Vistaは問題なく稼働している。USBメモリを利用してSATAドライバを追加し、ようやくWindows 7のインストールは完了したものの、そのあとの再起動に失敗した。一方、サブのノートPCには問題なくインストールできたものの、このノートPCはビデオ・カード用のドライバがサポートされていない。何度も(起動に)チャレンジしたが、最後は画面自体が固まってしまった」と投稿した。

 また、動画共有サイトの「YouTube」には、Windows 7 Milestone 1をインストールしたとするPCの画面を撮影したビデオが投稿された。投稿主は、中国からアクセスしていると見られる「zhouxiaohu」という人物だ。

 zhouxiaohu氏は自身のWebサイト「thinknext.net」で、このスクリーン・ショットは本物であると主張しているが、「自分はスクープを捏造して悦に入るような人間ではない。また、ほんとうの情報を否定されたからといって、腹を立てるつもりもない」ともコメントしている。

 MicrosoftによるとWindows 7のリリースは、2009年末から2010年初頭を予定しているという。流出のうわさがブロガーたちをにぎわす一方、Microsoftの広報は1月28日、「現在はWindows Vistaへの移行に注力している段階で、Windows 7の詳細な仕様を検討するには時期尚早だ」とコメントした。

 Neowin.netのフォーラムでは、インターネットに流出したWindows 7の情報をデマだと主張する投稿も多い。また、「BitTorrent経由でWindows 7 Milestone 1をダウンロードしても、結局は中身のないファイルをつかまされて失望するだけだ」「Microsoftは(Windows 7 Milestone 1の存在を)否定しているが、複数のユーザーが利用したと証言している。注目されていることだけは“真実”だ」といった書き込みもある。

(Elizabeth Montalbano/IDG News Service ニューヨーク支局)




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