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[米国]
Vista SP1適用で一部サードパーティ・アプリが「不安定」に

Vista用更新プログラム「KB937287」は配布中止。Microsoftには苦情殺到

(2008年02月25日)

 米国Microsoftは2月19日、Windows Vista Service Pack 1(SP1)をPCに適用するために事前に必要となる更新プログラム「KB937287」の配布を取りやめた。このプログラムを適用したところ、PCが再起動を繰り返してしまう、あるいはまったく起動しなくなったという苦情が同社のニュースグループに殺到したためだ。

 さらにMicrosoftは、Windows Vista SP1の適用後に「不安定になる」と認定した12のサードパーティ・アプリケーションのリストを公表した。

 だが、このリストを見て多くの人が困惑した。記載されたアプリケーションの一部は、ウイルス対策プログラムなどのセキュリティ・アプリケーションだからだ。Vista SP1の適用で影響を受けるセキュリティ・アプリケーションには、「Jiangmin KV Antivirus 2008」「BitDefender 10」「Zone Alarm Security Suite 7.1」が含まれる。Microsoftが一部のユーザー向けにSP1の配布を開始した当初は、SP1を適用するとこれらのアプリケーションが起動しなくなるという問題が生じていた。現在ではこれらのアプリケーションはSP1対応版が提供されている。

 一方、「Iron Speed Designer 5.0」「Xheo Licensing 3.1」「Free Allegiance 2.1」は、SP1の適用後に起動しなくなる問題が現在も続いている。また、「New York Times Read 3.0」「Rising Personal Firewall 3.1」「Novell ZCM Agent 2.1」は、SP1の適用後に一部の機能が動作しなくなる問題が起きている。Microsoftはユーザーに、各製品の提供ベンダーのWebサイトにアクセスし、解決策や最新版プログラムをチェックするよう勧めている。

 Microsoftのブログ・サイトと技術サイトに寄せられた否定的な反応から見て、先週明らかになったSP1のこの2つの問題により、これまでメディアに多数登場してきたVistaの悪評記事が一段と増えたのはまちがいない。だが、それらの批判の論調はもっともなものなのだろうか。

 米国Gartnerでリサーチ担当バイスプレジデントを務めるマイケル・シルバー(Michael Silver)氏は、Microsoftが、SP1による悪影響を公表したことについて、「これはよいことだ。問題を広く知らせることは、人々がテストを行う時間を短縮したり、解決策の発見を迅速化したりする効果がある」と評価している。

 さらにSilver氏は、現在のVistaに対する批判的論調について、「過熱しすぎている」と指摘する。これほど騒がれる理由はないというのが同氏の見方だ。「Vistaはリリースされてから多くの問題が見つかっているが、Win2000やXPも当初は同様だった。こんなふうに問題が出てくるのは、新しいOSでは当然だ」(同氏)

(Diann Daniel/CIO.com)




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