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[米国] 【Principled調査】
Windows XPとVista SP1のパフォーマンス比較、一部タスクでXPに軍配

全体ではほぼ互角のパフォーマンスと結論

(2008年02月29日)

 アセスメント・サービス会社の米国Principled Technologiesは先ごろ、Windows XPと同Vista SP1(Service Pack 1)のパフォーマンス比較テストの結果を明らかにした。それによると、スリープ・モードからPCを立ち上げて一般的なタスクを実行した場合、XPのほうがVista SP1よりも速いケースがあるという。

 このテストはMicrosoftの依頼で実施されたもので、ホーム・ユーザーとビジネス・ユーザーの一般的タスクをそれぞれ模擬するテスト・スイートを使用。PCをスタンバイ(Windowsの節電機能。Mac OS Xではスリープ・モードと呼ばれている)状態から立ち上げ、すべてのタスクが完了するまでの時間を計測する形で行われた。

 その結果、ホーム・ユーザー向けのテスト・スイートでは61%、ビジネス・ユーザー向けテスト・スイートでは46%のタスクでXPがVista SP1のパフォーマンスを上回っている。

 一方、コールド・ブート後に実施した同じテストでは、Vista SP1のほうがXPよりも高速だったという。ホーム向けタスクの71%、ビジネス向けタスクの66%でVista SP1のほうが高いパフォーマンスを示した。

 Principled Technologiesは今回、ほぼすべてのタスクでXPとVista SP1の差は非常に小さく、パフォーマンス上の差はほとんどないと結論づけている。ホーム向けテスト・スイートに含まれる31のタスク全体にかかった時間で比較すると、両者の差は5秒以内にすぎないからだ。ビジネス向けテスト・スイートで比較しても、64のタスクのうち60で双方の差が0.5秒を下回っていた。「総合的に見て、Vista SP1とXPはほとんどのテストで同等のパフォーマンスを示した」と同社は説明している。

 今回のテストは、DellとHewlett Packard(HP)、および東芝製の4台のPCを使って行われた。このうち、Dellの1台と東芝のマシンがノート型である。テストにはもう1台HPのマシンが使われたが、Principled Technologiesによると、結果のばらつきがあまりにも大きく、集計には含めなかったという。

 ちなみに、この不採用のPCでリブート直後にホーム向けテストを実施したところ、74%のタスクでXPのほうがパフォーマンスが高かった。一方、同じ条件で行ったビジネス向けテストでXPがVista SP1を上回ったタスク項目は、他の4台の平均よりも低い31%だったが、スタイバイ・モードでのテストでは53%の項目でXPがVista SP1を上回っている。

 もっとも、Vista SP1とXPの間にパフォーマンス上の差はほとんどなかったというPrincipled Technologiesの結論に対しては、一部のユーザーから疑問の声が上がっている。

 Ceinachと名乗るユーザーは、Microsoftが運営するVistaの公式ブログに、こう書き込んでいる。「他のレビュー・サイトには、VistaのパフォーマンスがXPよりも低いというテスト結果が数多く掲載されており、今回のテスト結果は信用できない。地球は丸くないとMicrosoftが言っているようなもので、まともに議論する気にもなれない」

 Computerworld米国版が独自に行ったテストでも、ファイル・コピー作業(Microsoftは、この機能のパフォーマンスを改善するため多大な努力を払ったと説明している)において、VistaがXPのパフォーマンスを大幅に下回るという結果が出ている。

 Principled Technologiesでは、Vista SP1とそれ以前のバージョンのVistaの比較も行っている。このテストの場合、ホーム向けタスクの87%、ビジネス向けタスクの大半でSP1のほうが高いパフォーマンスを示したものの、両者の差はきわめて小さかったという。

(Gregg Keizer/Computerworld オンライン米国版)




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