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Windows Server 2008

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【Windows Server 2008 実践評価ガイド】
Windows Server 2008が革新するITインフラストラクチャ

SOHOからデータセンターまで、すべてのシステムを支える!

(2008年03月26日)

【Web Service】
最新最強のWebサーバ、IIS 7.0
いよいよ実運用環境へデビュー

 Windows Server 2008に搭載される「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」は、最新バージョンの「IIS 7.0」だ。IIS 7.0は、Webサーバのコアサービスに加え、アプリケーション開発・実行環境である「ASP.NET」「Windows Communication Foundation(WCF)」「Windows Workflow Foundation(WWF)」、および「Windows SharePoint Services(WSS)3.0」が統合されたアプリケーションプラットフォームとなる。

 IIS 7.0はWindows Vistaにも搭載されているが、完全に同じではない。Windows VistaのIIS 7.0には、同時実行リクエスト数の制限や管理対象の制限(ローカルマシンのみ)などがある。Vista版IIS 7.0はあくまでも開発やテスト環境、ホビーでの利用が想定されており、Windows Server 2008のIIS 7.0でようやくインターネットやイントラネット向けの実運用環境が提供されることになる。

 IIS 7.0は、IIS 6.0以前との互換性を維持しつつ、より堅ろうかつハイパフォーマンスで、セキュアなアプリケーションプラットフォームを実現するためにアーキテクチャが大幅に変更されている。最も大きな変更点は、モジュール方式の採用である。

画面4● IIS 7.0はモジュール方式を採用。各機能をモジュール単位で追加/削除することができる。機能をオン/オフするのではなく、バイナリを追加/削除することになるので、一部のコンポーネントのぜい弱性の影響を受けにくい

 IIS 7.0では、コア機能を含め各機能がモジュール化されており、必要なモジュールだけをインストールしてサーバを構成できる(画面4)。

 これにより、管理者は軽量なサーバや単機能のサーバを構築できるようになる。Web開発者は.NET Framework上でモジュールを開発できるので、機能拡張が容易になる。さらに、モジュール方式では不要な機能のバイナリがインストールされないので、ぜい弱性の影響を受けにくく、パッチ管理の機会が減るというメリットもある。

 IIS 6.0まではISAPI拡張として実装されていたASP.NETも、IIS 7.0からはASP.NET 2.0と.NET Frameworkモジュールとして完全に統合されることになる。これにより、これまでIISとASP.NETの双方が備えていた認証機能などの重複機能がなくなり、シンプルな開発が実現できる。

 また、IISのC++ APIを使用しなくても、ASP.NET 2.0と.NET Frameworkを使用して、言語に依存することなく広範な拡張も可能になる。なお、IIS 6.0向けに開発されたアプリケーションとの互換性のため、従来のISAPI方式(クラシックモード)でASP.NETアプリケーションを実行することもできる。

【評価ガイド2】
IIS 6.0との互換性

 IIS 7.0は、IIS 6.0との互換性を維持している。例えば、IIS 6.0向けに開発されたASP、ASP.NET 1.1、ASP.NET 2.0アプリケーションは、コード変更なしでIIS 7.0上で動作する(ASP.NETはクラシックモードで動作)。

 IIS 6.0以前向けに開発されたISAPI拡張およびISAPIフィルタも、変更なしで動作する。ただし、IIS 6.0でサポートされていた「SF_NOTIFY_READ_RAW_DATA」通知を使用するISAPIフィルタは、IIS 7.0ではサポート対象外になったため動作しない。

 IIS 7.0の構成情報のストアは、従来のメタベース(Metabase.xml)から、複数のXMLベースの構成ファイル(%Windir%\\Inetsrv\ApplicationHost.config、Web.config、Machine.config)に変更される。

 これに伴い、IIS 6.0のメタベースを操作する、あるいはIIS 6.0の「Windows Management Instrumentation(WMI)」インタフェースを使用するアプリケーション(またはインストーラ)は、ネイティブなIIS 7.0上では動作しない可能性が高い。

画面5● IIS 6.0のメタベースを操作するアプリケーションやインストーラは「IIS 6管理互換」サービスを追加することで、IIS 7.0上でも動作させることができる可能性が高い

 この問題に関する回避策もIIS 7.0ではすでに用意されており、役割サービスとして「IIS 6管理互換」を追加することで対応できる場合がある(画面5)。例えば、IIS 6.0上にWeb管理コンソールをホストするVirtual Server2005 R2は「IIS 6管理互換」をインストールすることで、IIS 7.0上でも動作する。

 IIS 6.0以前向けに提供されていたURLScan機能は、IIS 7.0では「要求リクエスト」モジュール(RequestFilterModule)としてビルトインされている。これまで「URLScan.ini」で定義していたものは、「ApplicationHost.config」や「Web.config」で構成することになる。詳しくは、次のWebサイトを参考にしてほしい。

How To Use Request Filtering(IIS.NET)
http://www.iis.net/1040/SinglePageArticle.ashx


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