【 ここから本文 】
Windows Server 2008
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
【解説】
Windows Server 2008標準の「Hyper-V」
――Virtual Serverとはここが違う
ハイパーバイザ方式を採用した最新サーバ仮想化技術の実力
(2008年05月29日)
エミュレート方式に比べて高速なI/O処理を実現
Hyper-Vでは、Virtual Serverのハードディスク・イメージ「Virtual Hard Disk(VHD)」形式を引き続き採用している。Virtual Serverにおける仮想マシンの構成は、XMLベースの仮想マシン構成ファイルに格納するが、これはHyper-Vとはまったく互換性がない。実は、仮想マシン構成ファイルの形式だけでなく、仮想マシンのハードウェア・スペックも、基本的にはVirtual ServerとHyper-Vは互換性がない。
Virtual Serverは、ディスク・コントローラやネットワーク・アダプタ、ビデオ・カードなど、実際に存在するハードウェアをソフトウェア的にエミュレートすることで仮想化環境を構築している。ゲストOSは、これらのハードウェアに対応したデバイス・ドライバを使用して、エミュレートされたハードウェアを使用する。CPUは本来、1つのOSやドライバにしか特権命令の実行を許可しないため、ホストOSはゲストOSのCPU命令を監視し、特権命令をトラップして実行結果をゲストOSに返す、という切り替え処理を常に行っている。
エミュレートされたハードウェアやCPUの切り替え処理は、オーバーヘッドが大きく、仮想マシンのパフォーマンスに大きく影響していた。そこでHyper-Vでは、ハードウェアをエミュレートするのではなく、I/O処理を「統合デバイス(Synthetic Device)」と呼ばれるサービスとして提供する。
Hyper-VのホストOSとゲストOSの間には、「VMBus」と呼ばれる仮想的なバスがある。ゲストOSは、従来のデバイス・ドライバに代わる「Virtualization Service Client(VSC)」を使用してホストOSの「Virtualization Service Provider(VSP)」と通信を行い、そこからホストOSのデバイス・ドライバ経由で物理的なデバイスを利用する。ゲストOSは、デバイス・ドライバを使用しないため、オーバーヘッドが減少し、高速なI/Oが実現されるのである。
【解説】Windows Server 2008への完全移行「6つの重要チェック」


最新サーバOSの実力を120%引き出すための勘所



























