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Windows Server 2008

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【解説】
「Windows Server 2008&Vista」最適活用講座[Part1]

クライアントの導入・運用コストを削減する管理機能

(2008年06月09日)

【Network Configuration】
グループポリシーによるネットワークの構成
Windowsファイアウォールとワイヤレス設定の配布

 Windows Vistaは「Network Location Awareness(NLA)」というネットワーク識別機能を備えている。NLAとグループポリシーを組み合わせることで、ネットワーク環境の変化に“動的”に対応した「Windowsファイアウォール」の構成が可能になる。

 従来、グループポリシーはコンピュータ起動時、またはユーザーログオン時に適用されていたが、NLAによってハイバネーションやスタンバイからの復帰時、ドメインへの接続時、無線LANアクセスポイントへの接続時、VPNセッション確立時、および「ネットワークアクセス保護(NAP)」(詳細は後述)による検疫解除時などにポリシーが適用されるようになる。

 NLAは、Windows Vistaクライアントのネットワークへの接続状況に応じて、「ドメイン」「プライベート」「パブリック」の3つのプロファイルを自動的に切り替える。

 コンピュータがドメインに参加し、ユーザーが正常にログインしている場合は「ドメイン」プロファイルが適用され、自宅などドメインがないネットワークに接続している場合は「プライベート」プロファイル、インターネットに直接接続している場合は「パブリック」プロファイルが適用される。こ

 れらのプロファイルは「Windowsファイアウォール」、正確には「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」のルールを規定する。

 Windows Server 2008のグループポリシーでは、次の場所で「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」のプロファイルに応じた「受信の規則」「送信の規則」を完全に制御することができる(画面3)。

●「コンピュータの構成」 → 「ポリシー」 → 「Windowsの設定」 → 「セキュリティの設定」 → 「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」

画面3● 「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」は、グループポリシーで完全に構成することができる

 グループポリシーを利用したネットワークの構成としては、「ワイヤレスネットワークポリシー」も機能強化されている(画面4)。ワイヤレスネットワークポリシーでは、接続を許可する、あるいは禁止するワイヤレスネットワーク(無線LAN)の「SSID(サービスセット識別子)」のリストを作成し、特定のコンピュータグループに強制することができる。

画面4● ワイヤレスポリシーは、ワイヤレスネットワークの構成の配布に加え、不用意に権限のないネットワークに接続するのを防止する

 ワイヤレスネットワークポリシーはWindows XPでもサポートされているが、特定のワイヤレスネットワークへのアクセスを拒否できるのは、Windows Vista以降の新機能となる。この機能を利用すれば、特定のクライアントが隣接する別の部署やフロアのネットワークに接続するのを防止できる。

 このほか、ワイヤレスポリシーでは、アドホックネットワークへの接続禁止や、アクセスを拒否するネットワークの非表示化などを構成できる。ワイヤレスポリシーは、グループポリシーの次の場所で、Windows Vista用およびWindows XP用のそれぞれのポリシーを作成できる。

●「コンピュータの構成」 → 「ポリシー」 → 「Windowsの設定」 → 「セキュリティの設定」 → 「ワイヤレスネットワーク(IEEE 802.11)ポリシー」


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