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Windows Server 2008

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【解説】
「Windows Server 2008 & Vista」最適活用講座[Part3]

最新テクノロジーによるリソースの効率利用

(2008年08月13日)

Windows Server 2008およびWindows Vistaには、ネットワークを高速化、最適化する先進のテクノロジーが搭載されている。Windows Server 2008とWindows Vistaを組み合わせて使用することで、これらのテクノロジーの恩恵を最大限に引き出すことができる。

山市 良

【Server Message Block】
SMB 2.0による
ファイル共有の高速化

 Windowsのファイル共有プロトコル「Server Message Block(SMB)」は、Windows Vista以降でバージョン「2.0」にアップデートされている。

 Windows XPおよびWindows Server 2003 R2以前が使用するSMB 1.0は15年前に設計されたプロトコルだ。SMB 2.0は、現在のネットワーク環境と次世代のファイルサーバに対するニーズに合わせて再設計された新しいプロトコルであり、ファイル共有が高速化、安定化する。

 SMB 2.0ではSMBパケット数の削減や、より大きなバッファサイズのサポート、サーバ上でのファイルハンドラ数、ファイル共有数の増加、遅延や断絶の多いリンク経由でファイル共有に接続する際の可用性の向上、相互認証やメッセージ署名の使用によるセキュリティの向上など、通信に関する多くの機能強化が行われている。

 Windows VistaクライアントとWindows Server 2008ファイルサーバとの間は、常にSMB 2.0が利用され、最新機能の恩恵を受けることができる。Windows XPやWindows Server 2003 R2以前との通信にはSMB 1.0が使用されるため、旧バージョンのクライアントとの互換性に関する問題は発生しない。

 ただし、Windows Server 2008のドメインコントローラ認証はセキュリティが強化されており、Windows NT 4.0以前のクライアントや古いSambaクライアントからのログイン認証を拒否することがある。セキュリティ設定を緩和することで、これらのクライアントをサポートすることは可能だが、セキュリティレベルを下げることになるのでお勧めはできない。

【Availability】
ネットワークの可用性を向上する
そのほかのテクノロジー

 Windows VistaとWindows Server 2008では、SMB 2.0以外にもクライアント/サーバのネットワークの信頼性、拡張性、および応答性を向上する改良が行われている。

 Windows Vistaでは、印刷ジョブをプリントサーバに送信する前にローカルでレンダリングできる。クライアントサイドで処理が行われるため、プリントサーバの負荷が軽減されるとともに、可用性も向上する。

 この機能を利用するにはローカルレンダリングに対応するドライバを備えたプリンタが必要だが、Windows Server 2008でプリントサーバを構成することで、Windows Vistaクライアントでローカルレンダリング機能を利用できるようになる(画面1)。

画面1● Windows Vistaでは、印刷ジョブをクライアント側でレンダリングすることで、プリントサーバの負荷を軽減する

 これまでは、印刷ジョブの一部をサーバ側で処理し、クライアントの応答性を向上させることがプリントサーバのメリットだったが、それとは逆の発想になる。スペックが大幅に向上した最近のコンピュータでは、印刷ジョブがパフォーマンス低下の要因となることはほとんどない。

 印刷ジョブの多くをクライアント側で処理することで、プリントサーバの負荷が軽減され、全体としてリソースを効率的に利用できるようになるほか、ネットワークトラフィックの軽減も期待できる。


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