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Windows Server 2008

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[米国]
マイクロソフト、「Viridian」の主要APIをOSPの下で公開へ

特許権の非行使などを含め、顧客やオープンソース・コミュニティに無料開示

(2007年10月26日)

 米国マイクロソフトは10月24日、「Viridian」の開発コード名で知られる仮想化ハイパーバイザ「Windows Server Virtualization(WSV)」の主要APIを、OSP(Open Specification Promise)の下で公開すると発表した。WSVのリリースに合わせ、顧客やビジネス・パートナー、オープンソース・コミュニティなどに無料で開示・提供する。

 OSPは、マイクロソフトが有する特定の技術仕様を対象にしたプログラムで、技術の知的財産権や特許権を主張せず、無料で公開することを目的としている。同社は今回、WSVの「ハイパーコールAPI」をOPSの対象に加えるという。

 マイクロソフトはこれまでに、35種類のWebサービス・プロトコル、仮想ハードディスク・イメージ・フォーマット「Virtual Hard Drive(VHD)」、4つのセキュリティ技術、2つのXMLファイル・フォーマット、1つのロボティクス・プロトコルの仕様を、それぞれOSPの下で公開している。

 ハイパーコールAPIの正式な仕様は、ViridianのRTM版(製造工程向けリリース)と合わせて公開される予定だ。それまでは、最新のドラフト仕様を公開し、開発者が同APIにアクセスできるようにするとマイクロソフトでは述べている。同社はハイパーコールAPIのドラフト・ドキュメントを、昨年5月に開催した「WinHEC 2006」で初めて開発者に配布した。

 今のところ、Viridianの出荷時期については従来から変更はないようだ。マイクロソフトは以前から、2008年第1四半期に予定しているWindows Server 2008のRTM版リリース後180日以内にViridianを出荷すると述べている。

 ハイパーコールAPIを使えば、仮想化ハイパーバイザに対しゲストOS側からリソースを要求できるようになる。マイクロソフトとしては、WSV(Viridian)やWindows Server 2008と連携するアプリケーションの開発を手がけるすべての組織に同APIをアピールしたい考えだ。

 今回のマイクロソフトの決定に対し、同社と親密な関係にあるノベルとシトリックス・システムズはいち早く支持を表明した。両社はいずれも、オープンソースの仮想化エンジン「Xen」をベースにした仮想化製品を販売している。ご存じのとおり、シトリックスはゼンソース(Xenの開発元)の買収にも成功した(関連記事)。

 ノベルの上級副社長兼オープンソース担当ゼネラル・マネジャー、ロジャー・レビー氏は、顧客の大部分がOSプラットフォームの相互運用性確保を望んでいると語り、今回の動きについて次のようにコメントした。

 「ハイパーコールAPIをOSPの下で公開するというマイクロソフトの決定は、ノベルとその顧客、パートナー、そしてオープンソース・コミュニティにとって非常に喜ばしいことだ。WindowsとLinuxの真の相互運用性を実現する高品質な仮想化ソリューションを開発しやすくなるからである」(レビー氏)

 一方、シトリックスのCTO(最高技術責任者)であるサイモン・クロスビー氏は、Windowsプラットフォームに対応した高付加価値の仮想化ソリューションを同社が提供していることを強調したうえで、XenServerで作成された仮想マシンとViridian(WSV)との相互運用性をより高める意向を示した。

 ちなみに、仮想化ソフトウェア最大手のヴイエムウェアも、自社の仮想マシン・フォーマット、一部の管理インタフェース、多数のハイパーバイザAPIを公開している。

(マネク・ドゥーバーシュ/Techworld オンライン英国版)




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