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Windows Server 2008

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【Windows Server 2008 実践評価ガイド】
10分でわかるWindows Server 2008

管理者注目の新機能&強化点をピックアップ!

(2008年02月10日)

Windows Server 2008の開発コンセプトは、サーバインフラストラクチャの管理性、保護機能、柔軟性を向上することで、IT部門のシステム運用管理に費やす時間と費用を大幅に削減し、より付加価値の高いビジネスの創造に注力してもらうことだ。本稿では、管理者に注目してほしいWindows Server 2008の新機能や強化・改善点をピックアップして紹介する。いかにしてこれらの目標を達成しようとしているのか、その概要を理解してほしい。なお、本記事は製品の正式リリース前のベータ3およびRC版を基にしている。製品版では、機能の名称や仕様、手順が変更になる場合もあるのでご注意いただきたい。

山市 良

画面1● Windows Server 2008のインストーラは、Windows Vistaとほぼ同じ。プロダクトキーを入力したら、あとはインストールオプション(通常版かServer Coreかを選択)を指定し、インストール先のパーティションを指定するだけだ

【Pickup-1】 管理機能の向上(新機能)
セットアップはインストール先の選択だけ
初期設定は「初期構成タスク」で一括設定

 Windows Server 2008のセットアッププログラムは、Windows Vistaと同様、最小限の指定で完了する(画面1)。標準的なハードウェア構成に新規(クリーン)インストールする場合はインストールDVDでPCを起動し、「インストールの開始」を選択したあとは、プロダクトキーを入力して、インストール先のドライブ/パーティションを指定するだけだ。あとはセットアップ完了まで、ユーザーが操作する必要はない。

 セットアップが完了してWindows Server 2008が起動すると、ログインなしで「初期構成タスク」が表示される(画面2)。

画面2● インストール完了後に最初に表示される「初期構成タスク」ウィンドウ。サーバの初期設定はここで行う

Windows Server 2003 R2では必要だったコンピュータ名、ネットワークの設定などは、Windows Server 2008のセットアップからは削除されて、最初に表示される「初期構成タスク」で一括設定するように変更された。

 「初期構成タスク」および「サーバーマネージャ」(詳細は後述)には、「役割の追加」「機能の追加」メニューがある。このメニューは、従来の「プログラムの追加と削除」にあった「Windowsコンポーネントの追加と削除」に代わるものだ。

 Windows Server 2008では、従来の「コンポーネント単位のインストール」ではなく、サーバの役割(ロール)と機能を選択して、必要なコンポーネントをインストールする。

画面3● 「役割の追加ウィザード」により、依存関係のあるコンポーネントや必要な初期設定、推奨されるセキュリティ設定をもらすことなく、適切に組み込むことができる

 例えば、「役割の追加ウィザード」で必要な役割を1つまたは複数選択すると、依存関係がチェックされ、その役割に必要な別の役割や機能が自動的に追加選択される(画面3)。

 また、インストール開始前には、各役割の初期設定に必要な情報の入力が求められ、以降インストール完了までユーザーの介入が必要ない(再起動が求められる場合はある)。

 ウィザードで追加した役割や機能は、セキュアな構成でセットアップされる。そのため、役割の追加後にデフォルト設定を無効にしたり、セキュリティ構成ウィザードを実行してセキュリティ上の問題をチェックしたりといった、セキュアなサーバを構成する手順は不要になる。つまり、役割や機能のインストールが完了した時点で、適切かつセキュアな状態になる。

【Pickup-2】 管理機能の向上(新機能)
一元管理のための新コンソールと充実のコマンドシェル
サーバーマネージャとWindows PowerShell

画面4● 「サーバーマネージャ」は、複数のサービスを実行するサーバを効率よく管理するための新しい管理コンソールだ

 これまで、複数のサービスを提供するサーバの管理には、それぞれに対応する「Microsoft管理コンソール(Microsoft Management Console:MMC)」スナップインや、「イベントビューア」「サービス」などの管理ツールを使い分ける必要があった。Windows Server 2008では、煩雑になりがちな管理タスクを一元化するために、新たな管理コンソール「サーバーマネージャ」が提供される(画面4)。

 一見、複数のMMCスナップインを組み込んだ「コンピュータの管理」といった感じだが、単にMMCスナップインを統合しただけではない。管理者は、インストールされている役割や機能、動作状態、エラーの発生状況、役割や機能の追加と削除、セキュリティの構成、イベントやパフォーマンスの監視、バックアップなど、サーバ管理に必要なほとんどの管理タスクをサーバーマネージャから実行できるようになる。

画面5● Windows Server 2008にはWindows PowerShellが標準搭載される。GUI管理ツールでできることなら何でもコマンドシェル環境でも実行できるようになるという

 GUI管理ツールを強化する一方、Windows Server 2008には運用管理を大きく変えるものと期待されている新しいコマンドシェル環境「Windows PowerShell」が実装されている(画面5)。すでにWindows PowerShellは、単体ユーティリティとして提供、あるいは「Exchange Server 2007」などに組み込まれているが、OSに標準搭載されるのはWindows Server 2008が最初となる。

 これまでWindows Serverの運用管理では、GUIツールを基本として、コマンドラインツールや「Windows Script Host(WSH)」を補助的に利用していた。それが、Windows PowerShellにより、これまで難しいとされていた運用管理のタスクをバッチで実行したり、自動化したりできるようになる。


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