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[米国/英国]
シスコ、フェムトセル・メーカーのアイピー.アクセスを買収か
「AT&Tとの大口契約獲得で買収の価値ありとシスコは判断」
(2008年04月25日)
米国の投資会社ThinkPanmureは4月24日、米国Cisco Systemsが英国のフェムトセル・メーカー、ip.accessを買収する可能性があると報じた。
ThinkPanmureが24日にリリースした速報によると、米国AT&Tがip.accessに対してフェムトセル700万台を発注したという。フェムトセルとは、家庭/企業向けの携帯端末アクセス・ポイント(小型のセル・タワー)のことで、無線トラフィックを既存のブロードバンド・ネットワークにルーティングさせる役割を持つ。フェムトセルを使うことで、通話品質が向上するとともに経費削減にもつながる。
ip.access以外にも、米国Motorola、フランスのAlcatel-Lucent、フィンランドのNokia Siemens Networks、米国Airvana、米国2Wire.comなどが、AT&Tとの契約を狙っていたという。
この契約成立により、Ciscoはip.accessを、これまでに買収したブロードバンド/無線企業の米国Linksys、米国Scientific-Atlanta、米国Naviniと同等の価値を持つ戦略的な買収対象と見なしたと、ThinkPanmureは伝えている。
ThinkPanmureのアナリスト、アントン・ウォールマン(Anton Wahlman)氏とエリック・カイナー(Eric Kainer)氏は、「Ciscoは無線分野での存在感の強化を目指している。ip.access(の買収)は、そのための次の一手になると考えられる。(もし買収されることになった場合)ip.accessは、CiscoのLinksys部門に統合されることになるだろう」と、速報に記している。
AT&Tは、ip.accessと交わした契約(5年)の中で、フェムトセルの単価を最終的に100ドル以下に抑えることを求めている。しかし、700万という台数から考えると、契約総額は5億ドルを超える可能性が高いと、Wahlman氏らは語る。「AT&Tは(損失を出さないために)非常に厳しい違約条項をつけて、この大口の長期契約にサインしたに違いない」(Wahlman氏)
ただし、この契約によってAT&Tが損失を出す可能性は十分にあると、Wahlman氏らは指摘する。「フェムトセル技術は、UMA(Unlicensed Mobile Access)プロトコルを使用するGSM/WiFiデュアルモード技術に比べると、相変わらず魅力が薄い」(Wahlman氏)
Wahlman氏らは、「われわれの考えでは、AT&Tは米国T-Mobile USAのWiFi/UMAのマーケット・アプローチをただちに模倣し、フェムトセルについては、しばらく後の段階で、顧客ニーズがあれば追加すべきだ。WiFi/UMA方式は基本的に無料で実装でき、そのバックエンド・アーキテクチャはフェムトセル・アクセス・ポイントに拡張することも可能だ」と語っている。
(Jim Duffy/Network World米国版)
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