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[米国]
SMB向けのネットワーク・ストレージ製品が続々登場
(2007年02月26日)
中小規模企業(SMB)向けのストレージ・ネットワーク製品が充実してきた。先ごろリリースされたアガミ・システムズとヒューレット・パッカード(HP)の製品もSMBをターゲットにしており、NAS(Network Attached Storage)とSAN(Storage Area Network)の両方に対応している。
NASやiSCSI、SANのベンダーと言えばネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)などが有名だ。しかし、ここにきて、あまり知られていないベンダーが競争に加わった。NASの機能強化に力を入れているアガミ・システムズだ。
小型・低消費電力をうたう同社の「AIS(Agami Information Server)」は、64ビットのAMD製「Opteron」チップを4つ使用し、エンタープライズ・クラスのSATAドライブ、AMDのハイパートランスポート・データリンクを搭載しているSMB向けのストレージ・システムだ。2007年2月には、AISラインの全製品に対応した、NASとSANの両方をサポートする「Agami OS 3.0」もリリースされた。
ITサービス企業のルミナルトでエンジニアリング担当副社長を務めるバルマ・クナパラジュ氏は、複数の顧客のサイトでAIS製品の検証を進めている。「これまでの検証では驚くべき結果が出た。同製品のパフォーマンスは、アプリケーションに対するアウトプットが400〜500MBの純粋なiSCSIデバイスに匹敵する。ある顧客は、製品の購入を真剣に検討中だ」(クナパラジュ氏)
一方、HPは2006年9月、シンプルなストレージ・システムを望むSMB向けに「HP StorageWorks 400 AiO Storage System(以下、AiO 400)」を発表した。AiOとは「All-in-One(オールインワン)」の意味で、iSCSIターゲット(サーバ)およびイニシエータ(クライアント)間のブロック単位でのデータ転送や、ファイル・レベルの接続により、SANとNASの両方の働きをするストレージだ。
AiO 400のベースとなっているのは「Proliant DL 100 G2」で、OSにはマイクロソフトの「Windows Storage Server」を採用。250GBのSATAドライブを4基と、デュアルポートEthernetインタフェースを搭載している。
フロリダ州タンパに拠点を置くセーレム・ロー・グループの情報システム担当ディレクター、デビッド・レイ氏は、HPのAiOアプライアンスを高く評価している1人だ。同氏は、SANおよびNASソリューションを探している最中にHPの製品を知ったという。
「機能性にすぐれるソリューションはどれもあまりに高価で、当初はがっかりさせられることが多かった。しかし、AiOは違った。操作はポイントとクリックだけであり、実にシンプルだ。セットアップを済ませ、『Exchange』ストアをAiOアプライアンスへ移行するのに20分もかからなかった」(レイ氏)
テストがうまくいったため、レイ氏は2台のAiO 400を約1万ドルで購入した。このうち1台はフロリダ州ラーゴのコロケーション・サイトに設置し、分散ファイルシステムを用いてWAN経由のバックアップを行っている。
同社では、AiO 400とアプリケーション・サーバの間をiSCSIで接続している。レイ氏によると、その設定は非常に簡単で、単にEthernetポートに接続するだけだという。「これがiSCSIであると知らなければ、IPストレージであることにすら気づかないだろう。テストは無事に終了しており、システムの一方の設定は助手に任せても大丈夫だと思っている」(同氏)
IDCによれば、ネットアップやEMCなども、オールインワン型のシンプルなSMB向けネットワーク・ストレージ製品を近く投入する予定だという。
(マリオ・アピセラ&マーク・レオン/InfoWorld 米国版)
- 米国アガミ・システムズ
- http://www.agami.com/
- 米国ヒューレット・パッカード
- http://www.hp.com/



