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[米国]
シスコ、第3四半期も大幅な増収増益を記録
日本と米国以外の地域で業績好調を維持
(2007年05月09日)
米国シスコシステムズは5月8日、2007年会計年度第3四半期(4月28日締め)の決算を発表。大幅な増収増益を記録したことを明らかにした。
発表によると、売上高は前年同期比21%増の89億ドル、米国GAAP(一般会計原則)ベースの純利益は前年同期比34%増の19億ドル(1株当たり30セント)となった。
また、一時費用を除いたプロフォーマ・ベースの利益は21億ドルで1株当たり34セントとなり、トムソン・フィナンシャルのアナリスト予想平均を1セント上回った。
第3四半期には、Web2.0基盤の強化に向けて、オンライン会議アプリケーション・ベンダーのウェブエックス・コミュニケーションズを32億ドルで買収したほか、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)技術開発ベンダーのファイブ・アクロスと、同じくSNS関連ベンダーのユタ・ストリート・ネットワークスの一部資産を買収した。
シスコの会長兼CEO、ジョン・チェンバーズ氏は決算発表後の電話会見の中で、「第1、第2、第3四半期は絶好調だった」と感想を述べた。シスコはこの成長が今後も続くと見ており、第4四半期の売上高を前年同期比で15〜16%増の92〜93億ドルと見積もっている。
低迷が続く日本と、企業向け機器が横ばいの米国を除く、ほぼすべての地域で受注増が続いているという。
シスコではWeb 2.0をコミュニケーションやコラボレーション、ブログ、その他の機能を統合する基盤と位置づけており、これが企業ネットワークのアップグレードを促進すると見ている。
「インターネットは第2のフェーズに入っており、今後10年間にわたってネットワーク業界を牽引するだろう」(チェンバース氏)
第3四半期の売上げに大きく貢献したのは、キャリア向けのコア・ネットワーク・ルータ「CRS-1(Carrier Routing System)」で、ビデオ・トラフィックの急増も手伝って同四半期に2億5,000万ドルを売上げた。
また、子会社のサイエンティフィック・アトランタも、サービス・プロバイダーが顧客に高品位セットトップ・ボックスやデジタル・ビデオ・レコーダを提供する動きが活発化したことで、売上げが飛躍的に増加している。
新興市場についても平均受注増加率が40%となるなど、引き続き飛び抜けた伸びを示している。特に東欧とインドは受注増加率が50%を記録したという。
シスコでは、日本のキャリアが次世代ネットワークを構築し始める今年後半から2008年初頭にかけて、日本での売上げも好転すると期待している。
ただし、米国市場においては、大企業の多くがコミュニケーション統合を含むネットワークへの投資に慎重な姿勢を示しているという。
同社のシニア・バイスプレジデント兼最高開発責任者、チャールズ・ジャンカルロ氏は、2008年会計年度にはソフトウェア・ビジネスの拡大に力を注ぐとしている。
(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)
- 米国シスコシステムズ
- http://www.cisco.com/


