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[中国]
HP Mobility Summitで語られた、モバイル・デバイスの“デザイン重視戦略”
Centrino Pro搭載ノートPCも“スタイリッシュ”がキーワード
(2007年05月10日)
| 基調講演を行った米国HPのエグゼクティブ・バイスプレジデント、パーソナル・システムズ・グループのトッド・ブラッドリー氏 |
米国ヒューレット・パッカード(HP)は5月8日〜10日の3日間、中国・上海市で「Mobility Summit 2007」を開催している。「Making Connections」をテーマに掲げた同イベントには、世界40カ国から300人以上のマスコミ関係者とアナリストが出席した。ちなみに、同社が中国でグローバルなイベントを開催するのは、今回が初めてとなる。
5月9日に基調講演を行ったHPのエグゼクティブ・バイスプレジデント、パーソナル・システムズ・グループのトッド・ブラッドリー氏は、同社の今年第1四半期(1月-3月期)における世界PC出荷台数のシェアが1位だったことを挙げ、PCビジネスが堅調であることをアピール。なかでもノートPCの売上高は、前年同期比40%増の131億ドルに達したという。
| Compaq 2710pは最小構成で約1,630グラム、バッテリには同社の「2700ウルトラスリム・バッテリ」を採用している(バッテリは別売り) |
トッド氏は、今後もノートPC事業に注力していくことを強調したうえで、「ノートPCをはじめとするモバイル・デバイスには、ユーザーが外に持ち出したくなるようなデザイン性が求められる」と語り、今後はデザイン性を重視したモバイル・デバイスを市場に投入していく方針を明らかにした。
さらにトッド氏は、デザイン重視を具現化した製品として、ビジネス向けタブレットPCの「Compaq 2710p」と、コンシューマー向けハイエンド・ノートPCの「Pavilion HDX(開発コード名:Dragon)」を披露した。
Compaq 2710pはインテルの「Centrino Pro(開発コード名:Santa Rosa)」をプラットフォームに採用している。Centrino Proは、「Core 2 Duo」プロセッサ、「モバイルインテル965 Express」チップセット、無線LANの「Next-GEN Wireless N」または「Wireless WiFi Link 4965AG PRO/Wireless」、有線LANの「82566MM ギガビット・ネットワーク・コネクション」から構成されるプラットフォームである。ビジネス向けに特化しており、「vPro」のネットワーク・セキュリティ自動化機能およびリモート・トラブルシューティング機能をサポートしているのが特徴だ。
| ちょっとわかりにくいが、流線のRadiance模様が描かれている。Pavilion HDXの価格は2,999ドルから。こちらも米国での出荷は2007年夏を予定しており、日本での発売は検討中だという(日本での価格は未定) |
HPによると、Compaq 2710pの最大の売りは丸みのあるデザインとメタリックな外見だという。HPの関係者は「今までビジネス・ユーザーを対象としたわれわれのノートPCは、“質実剛健”なイメージの製品がほとんどだった。しかしCompaq 2710pを見れば、そのイメージは過去のものであることが理解してもらえる」と胸を張る。
なお、Compaq 2710pの価格は1,699ドルから。米国での出荷は今年夏を予定しており、日本でも発売が検討されているという(日本での価格は未定)。
一方、Pavilion HDXは、20.1インチのワイドスクリーン・ディスプレイを採用し、4つの内蔵スピーカを搭載したハイエンド・ノートPCである。プロセッサには「Core 2 Extreme Processor」を、グラフィックス・カードには「ATI Mobility Radeon X2600 XT」をそれぞれ採用している。
| Pavilion HDXのDockable Media Center Remoteのデザインも“携帯音楽プレーヤ”ライクでスタイリッシュだ |
Pavilion HDXのデザインもユニークなものだ。HPが新たに打ち出した「Radiance」模様で表面が覆われており、ディスプレイの角度はユーザーが見やすいようにヒンジで調節できる。キーボード・デッキに格納されている「Dockable Media Center Remote」を取り外してリモートから利用すれば、“テレビのリモコンと同じ使い勝手”でノートPCを操作することができるという。
モバイル製品普及のカギは“ソフト”と“サービス”
今回のイベントには、HPのノートPCおよびモバイル部門の責任者も多数出席した。同社のバイスプレジデント兼CTOでパーソナル・システムズ・グループのフィリップ・マッキニー氏は、日本のメディアの取材に対し、今後のモバイル戦略を明らかにした。
| 同社のバイスプレジデント兼CTOでパーソナル・システムズ・グループのフィリップ・マッキニー氏は、モバイル・デバイスにおけるソフトウェアの重要性を強調した |
マッキニー氏はグローバルなモバイル戦略として、「いつでも、どこでも、どんなデバイスからでもコンテンツにアクセスできる環境を提供すること」を掲げる。そのためには、ノートPCだけでなく、「モバイル・ビデオ」やPDAなど、さまざまな用途に特化した、多様なモバイル・デバイスの開発に注力していくと語った。
またマッキニー氏は、ワイヤレス・ブロードバンド環境が整備されれば、今までモバイル・デバイス側に搭載されていたソフトウェアがネットワークを通じて提供されるようなビジネス・モデルが台頭するという考えを明らかにし、「モバイル・デバイスはユーザーにどんなサービスを提供できるかがカギとなる」と語った。そのうえで、今後はモバイル・デバイスを対象にしたソフトウェアを、SaaS(Software as a Service)モデルで提供する可能性もあることを示唆した。
すでに同社はエンタープライズ市場を対象にしたSaaSビジネスを展開している。マッキニー氏は、「われわれにはSaaSモデルを提供するノウハウがある」としたうえで、「SaaSはモバイル市場で成長の可能性があるビジネス・モデルだ」と語った。
| キレイなお姉さんは好きですか――ちょっと脱線するが中国のコンパニオンはスタイル抜群だった |
(鈴木恭子/オンライン編集部)
- 米国ヒューレット・パッカード
- http://www.hp.com/
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