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[世界]
【ディットバーナー・アソシエイツ調査】
2007年1Qの世界DSL機器出荷台数、過去最高の2,500万ポートを突破
中国での新規加入件数増と、日本におけるFTTB加入件数の急増などが牽引
(2007年05月28日)
通信分野を専門とする調査会社の米国ディットバーナー・アソシエイツは5月25日、2007年第1四半期における全世界のDSL(デジタル加入回線)機器出荷台数が、前四半期比5%増の2,500万ポートに達したことを明らかにした。
同社は堅調な伸びの要因として以下を挙げている。
- 全世界で1,200万件以上(中国の410万件を含む)の新規DSL加入があったこと
- 日本におけるFTTB(Fiber To The Building)およびVDSL(Very high bit rate Digital Subscriber Line)への加入件数が急増したこと
- 西欧における200万ポートのアンバンドル・ループへの移行に伴い、DSLに対する需要が一時的に増加したこと
地域別では、中国へのDSL機器出荷台数の大幅な伸びが目立つ。一方、中国を除くアジア太平洋/欧州/中東/アフリカ地域へのDSL機器出荷台数の伸びは、世界市場の伸びとほぼ同じだった。また、中米およびラテン・アメリカ向けのDSL機器出荷台数は、前四半期比45%増の230万ポートとなった。
北米向けのDSL機器出荷台数は3四半期連続で減少しており、今後も減り続ける見込みだという。ディットバーナーではその要因として、米国AT&Tがインフラへの投資を減速させていること、米国ベライゾン・コミュニケーションズがFTTH(Fiber To The Home)へ事業主体をシフトさせたことなどを挙げている。
ベンダー別市場シェアを見ると、フランスのアルカテル・ルーセントが前四半期に引き続き1位の座を死守したものの、市場シェアは前四半期比7ポイント減の29%となった。
一方、市場シェア第2位である中国の華為技術(Huawei)と、第3位の中国の中興通訊(ZTE)の出荷台数の合計は、アルカテル・ルーセントの出荷台数を上回った。
ディットバーナーによると、華為と中興通訊、ドイツのシーメンスはいずれも過去最高の出荷台数を記録したという。これら3社はいずれも中国と西欧の代替サービス・プロバイダー向けの出荷が堅調だった。
またディットバーナーは、DSLAM(デジタル加入者回線アクセス多重化装置)市場において、IP(Internet Protocol)DSLAMが大幅な伸びとなったことを明らかにした。
DSLAMとは、電話局側に設置されるADSLモデムであり、ルータなどの通信機器と接続し、基幹回線への橋渡しを行う。従来はATM(Asynchronous Transfer Mode)DSLAMが主流だったが、2007年第1四半期では、IP DSLAMがDSLAM総出荷台数の72%を占めたという。
(ジム・ダフィー/Network World オンライン米国版)
- 米国ディットバーナー・アソシエイツ
- http://www.dittberner.com/
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