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【コラム】
マイクロソフト関係者、iPadに冷ややかな反応
「もの珍しいだけの製品」「Appleの姿勢は閉鎖的」などさまざまに
(2010年02月01日)
米国Appleのタブレット・デバイス「iPad」については、あらゆる人がさまざまな見解を示している。米国Microsoftの従業員やパートナーも例外ではないが、その反応は総じて冷ややかだ。
| Appleの「iPad」に対する評価はさまざまだ |
これまでの報道のなかで、すでにMicrosoft従業員やパートナー・ネットワーク関係者の発言も取り上げられてはいるが、その内容は「もの珍しい製品だが、実用的なコンピュータではない」、「アプリケーション開発に関するAppleの姿勢は閉鎖的」、「タブレットという考え方自体、成功が見込めるとは思えない」といったものだ。
Microsoftのディベロッパー・プラットフォーム部門で製品管理担当ディレクターを務めるブランドン・ワトソン(Brandon Watson)氏は、テクノロジー系ニュース・サイトTechnologizerの取材に対し、「当社の方がAppleよりもはるかにオープンだというのは面白い」と皮肉った。さらに同氏は、「iPhone対応アプリを開発している企業では収益が出ていない(筆者注:必ずしも事実ではない)」、「広く普及している.NETフレームワークではなくObjective C言語が使われているため、iPhoneアプリは開発コストが高い」と従来同様の批判も繰り返している。
Microsoft製品の販売やサポートを行っている独立系パートナー企業も、iPadには同じような反応を示している。
ITSynergyの社長マイケル・コカノワー(Michael Cocanower)氏は、ChannelWebの取材に対し、「iPadは、ネットブックや電子ブック・リーダーの代わりにはなれるかもしれない。だがわたしにとっては、目新しいから一度自宅の居間で使ってみたいと思わせるだけで、それ以上の製品ではない」と評している。さらにSilicon East社長のマーク・ハリソン(Marc Harrison)氏は、タブレット型のデバイスは、たとえWindows 7が稼働したとしても、市場への定着に必要な差別化には至らないだろうとの見方を示している。
Microsoftでは、これまでにも何度かApple製品に対して否定的な見方を示したことがある。2007年には、同社CEOのスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏がiPhoneを取り上げ、「これまで市場に投入された製品のなかで最も高価な携帯電話(筆者注:これも事実ではない)」と揶揄した。バルマー氏は「(iPhoneは)ビジネス用途には適していない」と指摘しており、これはある一面で真実だったが、だからこそ逆に、iPhoneが多くのコンシューマーにアピールする結果となった。
| バルマー氏は、今年のInternational CES基調講演でスレートPCを披露した |
今のところバルマー氏は、iPadについて何もコメントしていない。バルマー氏は、今年の家電製品展示会「International CES(Consumer Electronics Show)」で「スレートPC」と呼ばれる新しいタブレット型デバイスを披露しており、この種の製品に好意を持っていることは確かのようだ。だが、スレートPCがエンターテインメント志向なのか、業務志向なのか、それともその両方を志向しているのかについてはまだ疑問が解けていない。同じことは、iPadのマーケティングを開始したAppleにも言える。
(Jared Newman/PC World米国版)
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