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[米国/英国]
ヤフー、モバイル検索広告のベータ・テストを米英市場で本格展開
(2006年10月05日)
米国ヤフーは10月4日、スポンサー付き検索プログラムを一歩前進させ、米国と英国で自社のモバイル向けポータルの全ユーザーを対象にベータ・テストを開始した。これにより、ヤフーのモバイル検索サイトにアクセスできる米英の携帯電話ユーザーは、特定の語句を検索した際に有料広告を目にするようになる。なお、日本のヤフーはすでにモバイル検索広告サービスを本格提供している。
米国ヤフーのマネタイゼーション担当シニア・ディレクター、マイケル・ベール氏によると、今回のベータ・テスト開始に先立ち、米英の2カ国で限定的なトライアルを実施していたという。同社は今後、対象となる検索語句を徐々に増やしていく計画だ。
ヤフーとグーグルはそれぞれ、実入りのよい検索広告事業をまだ生まれたばかりのモバイルWeb市場に拡張しようとしている。両社に共通する課題は、多種多様な携帯電話に対応する優れたユーザー・インタフェースの開発や検索広告の料金設定などである。
スターリング・マーケット・インテリジェンスの主席アナリスト、グレッグ・スターリング氏は、世界で数十億台に上る携帯電話からの見返りはきわめて大きいと指摘する。「想像を絶するほど大きな市場だ。モバイル・ユーザーのニーズは、通常のインターネット・ユーザーよりも差し迫っていることが多い」(同氏)
ヤフーのベール氏は、先行する日本市場では、モバイル向け検索広告が通常のWebベースのものよりも高い値段で売れていると説明している。
同氏によると、携帯電話では、画面の大きさとネットワークの速度が限られているため、ユーザーは通常、Web上ほど多くのスポンサー・リンクを見ることができない。ヤフーでは、検索結果リストの上に1件の有料リンクを配置し、リスト内に数件をちりばめている。
「例えば、“レンタカー”など検索広告プログラムに適した語句の場合は、より多くの有料広告を見込める」(ベール氏)
多くの広告主はモバイル向けのWebページを設置していないため、広告の表示方法もさまざまだ。ユーザーがリンクをクリックすると、広告主もしくはヤフーが作成したWAP(Wireless Application Protocol)ページに誘導される。WAPページは、完全なモバイル・コマースのページの場合もあれば、店舗の位置を示すだけ、あるいは、その店に電話をかけるボタンだけの場合もある。
今回のモバイル検索広告サービスのベータ・テストの本格展開により、「メール、メッセンジャー、ニュースなどを含むモバイル・コンテンツ領域での広告展開の可能性が高まった」とベール氏は強調する。
スターリング氏も、今回の試みが、バナー広告、クーポンなど、多様なモバイル広告ビジネスの第一歩になると見ている。グーグルもまた、モバイル向け有料広告に踏み出そうとしているからだ。
(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)
- 米国ヤフー
- http://www.yahoo.com/


