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[米国]
Ubuntuだけが頼り? レッドハットとノベルは一般向けLinuxを今後も提供せず
Windowsの寡占状態を覆すのは難しいとの判断
(2008年04月21日)
市場には多くのLinuxフレーバが存在するが、いわゆる“ビッグ2”であるRed HatとNovellは企業ユーザー向けのデスクトップLinuxしか提供していない。両社は先週、そろってこの方針に変わりはないと述べ、コンシューマー向けのデスクトップLinuxを今後も提供しない姿勢を明確にした。
Red Hatによると、同社がコンシューマー向けデスクトップLinuxを提供しないのは、「デスクトップOS市場が、あるベンダーの支配に苦しめられている」(Red Hat)という背景がある。
ここでの「あるベンダー」がどの会社を指すかは明白だ。「1社による寡占状態が続いており、(デスクトップOS市場で)利益を上げるのは難しい。しかも、いまだに多くの人々は、今日のデスクトップLinuxは端的に言って(Windowsの)実用的な代替選択肢にはなりえないと考えている」(Red Hat)
自社のLinuxサーバ製品を補完するデスクトップ・システムに開発リソースを割いているのはこれが理由だと、Red Hatでは語っている。
一方、Red HatのライバルであるNovellも、Linuxデスクトップに関してはRed Hatとまったく同じ考えだ。同社CEOのロン・ホブセピアン(Ron Hovsepian)氏は、インドの新しいエンジニアリング・センターを視察中に、「今後3〜5年間、デスクトップLinux製品はエンタープライズ向けが中心となる」と述べた。
Novellは、一般消費者でも無料でダウンロードできるSUSE Linuxのコミュニティ版プロジェクト「openSUSE」を支援している。だが、より洗練された商用デスクトップLinux製品は相変わらず企業向けがほとんどだ。
ビジネス上、デスクトップLinuxが成功した例は皆無と言ってよい。それなのに、いまだに多くのLinuxフレーバが存在するのは、慈善事業として運営されているといった事例が多数あるからだ。
では、Linuxデスクトップを欲するコンシューマーはどうすればよいのだろう。1つの意見としては、上で述べたように、慈善事業の1つを選ぶことだ。記者のお気に入りのデスクトップLinux「Ubuntu」は、そもそも南アフリカ共和国出身の億万長者、マーク・シャトルワース(Mark Shuttleworth)氏の気前のよい援助のおかげで存在する。Ubuntuの新バージョン8.04も、今週24日にリリースされる予定だ。
もう1つの選択肢はこれから3〜5年待つことだ。そのころにはNovellの気が変わり、彼らはコンシューマー向けLinux市場に本腰を入れる準備を整えているかもしれない。
(Neil McAllister/PC World米国版)
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