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【解説】
「Hyper-V RC1」緊急レビュー

Windows Server 2008標準搭載の仮想化ハイパーバイザを徹底解剖

(2008年05月27日)

【Management】
ペアレントパーティションはServer Coreも可
仮想マシンの管理はHyper-Vマネージャで

 Hyper-Vの導入は非常に簡単である。プロセッサ仮想化支援機能、およびハードウェアデータ実行防止機能に対応しているサーバにWindows Server 2008 x64エディションをインストールし、「役割の追加ウィザード」で「Hyper-V」を組み込むだけでよい。

 なお、Hyper-V RC1をインストールするためには、更新プログラム「KB950049」(x86/x64用)が必要になる。再起動後には、Windows Server 2008 x64エディションはWindows Hypervisor上でペアレントパーティションとして動作するようになる。具体的には、Hyper-Vの役割のインストールにより、Windowsブートローダのエントリが書き換えられ、Hyper-Vオプションが有効になる(hypervisorlaunchtype=Auto)。

 Hyper-Vをインストールすると、Windows Server 2008の「サーバーマネージャ」に「Hyper-Vマネージャ」が追加される。Hyper-VマネージャはMMC 3.0のスナップインであり、単体の管理ツールとしても利用可能だ(画面5)。Virtual Server 2005 R2の管理ツールはWebベースだったが、Hyper-VではMMCに統合されたことで、管理性も向上している。

画面5● Hyper-Vの管理は、MMCベースの「Hyper-Vマネージャ」で行う。リモートのHyper-Vを管理することも可能だ

 Hyper-Vは、Windows Server 2008の新しいインストールオプションである「Server Core」がサポートする役割の1つでもある。Server Coreは単機能サーバとしての利用が想定されており、「Windowsエクスプローラ」などの、GUI要素を含む多くのコンポーネントが削除されている。フルインストールに比べて消費するリソースやコンポーネントが少ないぶん、メンテナンス機会が減り、攻撃面も少ない。

 おそらく、Hyper-VはServer Core上での利用がスタンダードになると思われる。ペアレントパーティションをServer Coreで運用することにより、より多くのリソースを仮想マシンに割り当てることができるうえ、管理OSのメンテナンス機会の減少は仮想マシンの連続稼働に寄与する。

 Server CoreにHyper-Vを導入するには、次のコマンドを実行すればよい(画面6)。

start /w ocsetup Microsoft-Hyper-V
画面6● Hyper-Vの役割は、Server Coreでもサポートされる。インストールするには、「start /w ocsetup Microsoft-Hyper-V」を実行する(Hyper-V RC1を利用するには更新プログラム「Windows6.0-KB950049-x64.msu」の適用が必要)

 このコマンドにより、Server Core上でHyper-Vの役割が有効になる。Server Coreをペアレントパーティションとした場合、Hyper-Vの管理が不安になるかもしれない。しかし、心配は不要だ。フルインストールしたWindows Server 2008のHyper-Vマネージャから、リモートで接続して完全に管理できる。Windows Vista SP1用のHyper-Vマネージャは、次のWebサイトから入手可能だ。

●Windows Vista用の更新プログラム (KB949587)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=d0284cee-
0e79-4453-895a-11aa8cfe6e6a

●Windows Vista for x64-based Systems 用の更新プログラム (KB949587)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=c420d8a3-
f0a7-415a-b748-3726d66bf0c3


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