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[世界]
Fedoraプロジェクト、最新機能を追加したLinux「Fedora 10」をリリース
仮想化、システム管理からセキュリティ、デスクトップまで幅広い機能を強化
(2008年11月26日)
米国Red Hatが支援するFedora Projectは11月25日、無償Linuxディストリビューションの最新版「Fedora 10」(開発コード名:Cambridge)をリリースした。
| Fedora 10のデスクトップ画面 |
新バージョンのFedoraは、仮想マシン管理、ネットワーキング、起動時間、セキュリティなど、幅広い領域で数多くの新機能を追加している。オープンソースのオフィス・スイートの最新バージョンである「OpenOffice.org 3.0」もバンドルされた。
仮想マシンや仮想ストレージを管理する新しいリモート管理ツールを初め、仮想化関連のさまざまな新機能は、拠点が分散している企業のシステム管理者にとって魅力的だ。Fedora開発チームは、Red Hatのサイト内にあるブログで、「これらの(仮想化関連の)新機能が追加されたことで、(マシンが遠隔地にあるなどして)管理者が直接、物理的に操作することが困難な場合でも、リモート管理が簡単にできるようになった」とコメントしている。仮想マシン(ゲスト)をリモートから作成することもできるようになった。
また、Fedora10では新しいグラフィカル・ブート・システム「Plymouth」の採用により、起動時間が短縮された。無線LAN(ad-hocモード)を通じて、Fedoraマシンが接続したインターネット・アクセス(有線/無線LAN、3Gデータ通信など)を他のマシンと共有する「コネクション共有」機能も備えている。
| SecToolのGUIインタフェース(SecToolの開発者Wikiより) |
一方、セキュリティ面では、セキュリティ監査とIDS(侵入検知システム)の両方の機能を備えるツール「SecTool」が新たに追加された。GUIツールを利用すれば、設定ミスやシステムの異常を検出するセキュリティ・テストも簡単に実施できる。また、従来から搭載されているSELinuxでは、より細かなアクセス制御が可能となっている。
さらに、Fedora 9で追加された、ソフトウェアのインストール/アップデート・ツール「PackageKit」も機能強化された。Fedora 10のPackageKitは、ユーザーが開いた音声/動画ファイルを認識し、それを再生するために必要なコーデックのパッケージを自動的に検索する機能を備えている。ユーザーが許可すれば、リポジトリ(インターネット上のパッケージ配布サイト)から必要なパッケージを自動的にダウンロード/インストールしたうえで、メディアを再生する。将来的には、これと同様の機能がフォントやアプリケーションに対しても適用されるようになる見通しだという。
他にも、サウンド・サーバ(オーディオ・システム)の改良による消費電力削減、より幅広いWebカメラへの対応、印刷処理機能の強化など、さまざまな面で機能が向上している。さらに、Red Hatでは「Fedora 10は他のどのOSよりも多くのハードウェアをサポートしている」と強調している。
(Chris Kanaracus/IDG News Service ボストン支局)
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