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[米国]
ノベル、ISVによるLinuxベースの仮想アプライアンス作成を支援

専用OS「SUSE Linux JeOS」もベータ・リリース

(2008年04月17日)

 米国Novellは4月16日、ISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)を主ターゲットとした仮想アプライアンス作成支援プログラム「SUSE Appliance Program」を発表した。同時に、仮想アプライアンスのOSとなる「SUSE Linux Enterprise JeOS(Just enough Operating System)」のベータ版もリリースしている。

 Novellでは、SUSE Appliance Programを通じて、ISVによる仮想アプライアンス作成を支援するとしている。例えば、OS/アプリケーションの自動パッケージング・ツールなどを提供する予定だ。

 SUSE Appliance Programの根底にあるのは、Novellが今年3月の年次ユーザー・コンファレンス「BrainShare 2008」で発表したモジュール型インフラストラクチャ構想「Fossa」の存在だ(関連記事)。これは、物理マシンと仮想マシンの両環境において、Linuxディストリビューションやシステム運用管理、アイデンティティ管理、コラボレーションといったNovell製ソフトウェアの柔軟な組み合わせを可能にするものとされている。Novellによると、同インフラストラクチャの下では、仮想化、Linux、オーケストレーション、ポリシー、アイデンティティ、コンプライアンス、コラボレーションなどのサービスを相互に接続できるという。

 調査会社IDCのアナリスト、アル・ギレン(Al Gillen)氏は、正しい方向に一歩踏み出したとして、Fossa構想を評価している。「この構想は、必ずしも全般的な戦略の中心に位置するものではなく、重要な構成要素とも言えないが、いずれ大きな役割を担うようになることは間違いない」(Gillen氏)

 ベータ版での提供が始まったSUSE Linux Enterprise JeOSは、「SUSE Linux Enterprise 10」をベースとした軽量OSで、特定のソフトウェアやサードパーティ製アプリケーションを稼働させるのに必要なコンポーネントのみを搭載する。

 SUSE Linux Enterprise JeOSのベータ版は、VMwareのVMDKとXenの仮想イメージ・フォーマットに加えて、生のハードディスク・イメージでも提供される。また、MicrosoftのVHD(Virtual Hard Drive)フォーマットについても、仮想化ハイパーバイザ「Hyper-V」の出荷に合わせた形で対応すると、Novellは語っている。

 なお、Novellによると、SUSE Linux Enterprise Serverでの動作が保証されているアプリケーションは同JeOSでの動作も保証されるという。

 SUSE Linux Enterprise JeOS以外の仮想アプライアンス向け軽量Linuxとしては、米国Red Hatが昨年11月に発表した「Red Hat AOS(Appliance Operating System)」がある。Red Hatでは、各種アプライアンスで使用可能なAOSの構成済みバージョンをISVに提供する予定だ。またNovellと同様、仮想アプライアンス用のSDK(ソフトウェア開発キット)をAOSにパッケージングする方針も示している。

(John Fontana/Network World米国版)




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