【 ここから本文 】

オープンソース

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


オープンソース

[米国]
IBM、DB2のオープンソース化計画を否定

「オープンソース化は避けられない」との英国法人幹部の発言に対応

(2008年06月17日)

 米国IBMは6月16日、同社のデータベース「DB2」に関して「オープンソース化は避けられないかもしれない」と英国IBMの幹部が発言したとの報道を受け、同データベースのオープンソース化を否定するコメントを発表した。

 英国法人の情報管理ソフトウェア部門ディレクターであるクリス・ライブシー(Chris Livesey)氏は、英国ZDNet誌の取材に対し、同社の主力データベース製品であるDB2をオープンソース化せざるをえない可能性もあると語った。

 Livesey氏は、DB2の無料バージョン「DB2 Express-C」に触れ、「当社は核となる技術を公開する第一歩として、DB2の簡易版を無料で提供している」と強調した。また、「IBMは、これまでもオープンソース市場へ貢献してきた。今後の見通しが立ち経済が安定してくれば、だれもがオープンソース市場により深くかかわっていくはずだ。こうした将来的な動きを見据えて、われわれはよいスタートを切ったと考えている」と述べ、オープンソース市場をリードする意欲を示した。

 大手ITベンダーの中でも、Linuxやオープンソース技術を最も積極的にサポートする企業としてIBMは広く認められている。同社はこれまで、Javaデータベース「Cloudscape」や、アプリケーション開発フレームワーク「Eclipse」など、数々の製品をオープンソース化してきた。さらに同社は、Apache Software Foundationが開発したWebサーバ・ソフトウェア「Apache」など、人気の高いオープンソース・ソフトウェアのプロプライエタリ版を開発した実績もある。

 しかし、Livesey氏のコメントに対し、IBMの広報に電子メールで回答を求めたところ、広報担当者は「DB2のオープンソース化の予定はない」と、はっきりと否定した。

 DB2は、25年前にメインフレーム版が発表されて以来、異なるハードウェア・プラットフォーム上で動くさまざまなバージョンが現在までに開発されている。またIBMは、リレーショナル・データベース管理システム「Informix」を持つほか、オープンソースのデータベース・ベンダーである米国EnterpriseDBの株主でもある。

 米国Gartnerによる2006年度の調査では、データベースの世界市場におけるベンダー別売上高では、DB2を主力製品とするIBMが第2位だった。Gartnerの調査では米国Oracleが1位、米国Microsoftが3位となっている。なお、2003年度の調査では、IBMはOracleを上回りデータベース市場全体で首位に立っていた。

(Eric Lai/Computerworld米国版)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


連載

【連載】エンタープライズ・オープンソース[ベスト・セレクション]

エンタープライズ・オープンソース[ベスト・セレクション](全8回)

業務アプリ、ネットワーク、セキュリティ……分野ごとの“雄”を一挙紹介

第1回:業務アプリケーション
第2回:ネットワーク
第3回:プラットフォーム/ミドルウェア
第4回:セキュリティ
第5回:モニタリング
第6回:ストレージ管理
第7回:開発言語
第8回:開発ツール

Videoインタビュー

リーナス・トーバルス氏が語る「Linuxの魅力、Vistaの弱点」

リーナス・トーバルス氏が語る「Linuxの魅力、Vistaの弱点」

Linuxの生みの親がVistaについて忌憚なく言及

ホワイトペーパー

「Borland SilkPerformer」(ボーランド)

予想外のアクセス集中によるシステム・ダウンをどう防ぐか?

期間限定の月額ライセンスで低コストを実現した負荷テスト・ツール

「Borland StarTeam」(ボーランド)

増えてきた遠隔地との共同開発だが、課題は山積。どう解決するか?

今、構成・変更管理ツールが注目されている理由

キーパーソン

GPLv3は企業ユーザーへの「招待状」――FSF代表ストールマン氏が強調

「プロプライエタリ製品はビジネスの革新を妨げる!」

「ベンダー・ロックインを回避し、公平な競争社会を」

IPA OSSセンター長の田代氏が強調

「FLOSSのインパクトに今から備えよ」

LinuxWorldでグーグルのスタイン氏が熱弁

Wikipediaの創始者が語る検索エンジンの理想像

「ユーザーは検索エンジンのアルゴリズムを知る権利がある」

「OSSコミュニティの仕事はソフトだけでは終わらない」

“コモンズ”のレッシグ氏がLinuxイベントで強調


スペシャル・フォーカス

オープンソースが「開発系」で強い理由

開発者とOSSの良好な関係を生むエコシステム

オープンソース非採用の理由、英国の場合は「顧客からの要請」と「ライセンス上の制約」

ソフト開発会社の多くはオープンソースを支持

レッドハットとノベル、企業向けLinuxのアップデート版をそれぞれ発表

いずれも次期メジャー・リリースまでの「つなぎ的」製品として各種機能を拡充

サン、Solarisのオープンソース版「OpenSolaris 2008.05」を正式リリース

オープンソース・プロジェクト開始から3年、初の非開発者向け

【Gartner調査】2010年にはSaaSプロバイダーの90%がOSSを利用

ソフトウェアの調達コスト引き下げがねらい

サン、買収後初のアップグレード版「MySQL 5.1」をリリースへ

パーティショニング/イベント・スケジューリング機能などを強化

OSS業務アプリケーション

オープンソースVoIP「Asterisk」エンタープライズ展開の現実味

大規模企業はOSSのメリットを電話においても享受できるか

フリーソフト/オープンソース・グループウェアという「選択肢」

メリットは価格の安さとカスタマイズの自由度の高さ

「オープンソース業務アプリケーション」の時代

エンタープライズ・レベルの注目ソフトを12分野で一挙紹介

キャッチアップ

AT&T、「Android」への支持を表明

「グーグル製品以外のアプリも提供できる保証が得られたため」と同社

Linuxコードのコントリビューター、今では大半が企業勤務者

カーネルへの貢献はRed Hat、Novell、IBMの3社で全体の28.4%

マイクロソフトの「情報公開」にオープンソース・コミュニティから失望の声

「相互運用性原則はお題目にすぎない」

レッドハットとノベル、Linuxを標的にした特許侵害訴訟に直面

Linuxにかかわる初の特許侵害訴訟、ノベルは訴訟却下の申し立てを検討

「GPLv3」の最終ドラフトが公開――正式版リリースは6月29日

マイクロソフトのLinux特許問題にも対応

「オープンソース・ソフトのセキュリティ・バグは1,000行に1件」

国土安全保障省の外郭団体が明らかに

非営利団体のOSA、オープンソース・ソフトの相互運用に向けて本格始動

今後の活動内容と新プロジェクトもあわせて発表

Weekly Ranking

集計期間:10/07〜10/13



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国