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[米国]
JBossミドルウェアがEC2クラウドで利用可能に――レッドハットがアマゾンとの提携を拡張

RHELに続き、JBossプラットフォームをEC2にホスティングしてユーザーに提供

(2008年06月18日)

 米国Red Hatは6月17日、米国Amazon.comのクラウド・サービス「Elastic Compute Cloud(EC2)」を通じたJBossミドルウェアの提供を開始した。Red Hatは「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」をすでにEC2上で提供しており(関連記事)、今回はそれに続くホステッド・サービスの提供となる。

 EC2で提供されるJBossミドルウェアは、アプリケーション・サーバ「JBoss Application Server」やO/R(オブジェクト/リレーショナル)マッピング・フレームワーク「JBoss Hibernate」などからなる「JBoss Enterprise Application Platform」。ただし、このホステッド・サービス(JBoss on EC2)とEC2サービスそのものは、まだベータ・テストの段階にある。

EC2のWebサイト

 料金プランは2種類で、119ドル/月の定額サブスクリプションと、1時間当たり1ドル21セント/インスタンスからの従量制が用意されている。ユーザーはこれ以外に、使用するストレージと帯域幅に応じたEC2サービス使用料をAmazonに支払う必要がある。

 JBoss Enterprise Application Platformの製品ライン担当ディレクター、アーロン・ダーシー(Aaron Darcy)氏によると、ユーザーはJBoss on EC2のライセンスをAmazonから購入して同ソフトウェアの仮想イメージを受け取るか、あるいはAmazonのEC2でJBossのサブスクリプションを独自に取得できるという。

 AmazonはRed Hatとの提携に基づき、RHELとJBoss両方の請求処理を代行する。請求処理の中には、Amazon側が受け取るストレージ/帯域幅使用料が含まれる。一方、Red HatはRHELとJBoss両方のサブスクリプション料を受け取るが、請求処理の手数料としてAmazonに管理費を支払う。

 従来のソフトウェア・ベンダーと同様、Red Hatはオープンソース・ソフトウェアをホスティング方式で提供するにあたり従量制を採用しており、顧客は自社のデータセンターでローカルに実行するか、EC2を使ってクラウド上で実行するかを選択できるというわけだ。

 最近、エンタープライズ・ソフトウェアの業界ではソフトウェアをホスティング方式で提供するベンダーが増えており、Red Hatも例外ではない。ただしRed Hatの場合は、ライバルのMicrosoftのように膨大な時間とコストをかけてホスティング基盤を自前で構築するのではなく、Amazonとの提携を通じて同社の巨大なクラウド基盤を活用するほうを選択した。その第1弾が、昨年11月のRHELのEC2での提供だった。

 今のところ、EC2上でRHELを利用しているのは以前からのRHELユーザーがほとんどだと、Darcy氏は言う。同氏はEC2版RHELの顧客数を明らかにしていないが、「もし顧客がRed Hatのソフトウェアをこういう形で使うことに興味を示さなかったら、EC2を使ってJBossをクラウド上に用意することはなかっただろう」と述べている。

(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)




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