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オープンソース

[米国]
サン、オープンソース戦略を全ソフトウェア領域に拡大

(2005年12月01日)

 米国サン・マイクロシステムズは11月30日、自社のソフトウェア・スタック全体をオープンソース・コミュニティに開放するための新たな動きを発表した。

 今回の発表は、Solaris OSのソースコード公開に続くものであり、サンの社長兼COO(最高執行責任者)ジョナサン・シュワルツ氏が今夏に行った約束を果たすものだ。同氏は7月に、サンのソフトウェアのすべてのコードをオープンソース・コミュニティに寄贈するという計画を発表していた。

 サンは、約束どおり、「Java Enterprise System(Java ES)」をオープンソースとして無料で公開した。Java ESは、アイデンティティ管理ソフトウェア、Webインフラ・ソフトウェア、アプリケーション・サーバ・ソフトウェア(今年すでにオープンソース・コミュニティに公開)を含むサーバ・ミドルウェア・スイート。

 さらにサンは、このJava EnterpriseスタックにSolaris、PostgreSQLデータベース、N1管理ツール(N1 System Manager、N1 Service Provisioning System、N1 Grid Engineを含む)、Java/C/C++開発ツール、SunRayシン・クライアント・ソフトウェア、セキュア・デスクトップ・ソフトウェアを追加した統合ソフトウェア・スイートを、「Solaris Enterprise System」と呼んで、無料で提供する予定だ。

 公開済みのソフトウェアは同社のWebサイト(www.sun.com/solaris)から無料でダウンロード可能である。

 「それらのコンポーネントの大部分、おそらく8割程度はオンラインで現在公開しているが、さらに、一部のコンポーネントの公開準備を進めており、それらは来年第1四半期までに提供可能になるだろう」と、サンのソフトウェア担当エクゼクティブ・バイスプレジデント、ジョン・ロイアコノ氏は、報道関係者およびアナリストとの電話会見で語った。

 また同氏は、「企業ユーザーは、さらに多くのコード、例えばストレージ管理ソフトウェアなどについても、いずれオープンソース・コミュニティに公開されると期待していい」と明言した。

 シュワルツ氏によると、オープンソース・モデルで同社のソフトウェアを支える開発者人口を“量的に”拡大すれば、マイクロソフトやIBMなどの競合ベンダーとの競争もしやすくなるという。同氏は11月30日の電話会見で、このアプローチが事業にプラスになる根拠として、今年Solarisのオープンソース版の提供を開始してからのダウンロード数が340万件に達したことを挙げている。

 またシュワルツ氏は、「開発者は物を買わないが、結び付きを提供してれる」と語り、サンのソフトウェア開発に対する開発者の関心と参加が、やがて、企業顧客の関心につながり、そうした企業顧客が、フリー・ソフトウェアに対するサポート・サービスを購入するようになるはずだとしている。

 「市場に無料で提供されるのは、一連の要素、つまりソフトウェア本体のみであり、技術が実際にきちんと機能するようにしたサービスまたはサブスクリプション商品は有料で提供されることになる。レッド・ハットがRed Hat Linuxで行っていることは、そのビジネス・モデルがうまくいっている好例だ」とシュワルツは強調している。

(Originally reported by Jennifer Mears, Network World 11/30/2005)

(Network World (US))




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