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オープンソース

[米国]
Eclipse Foundation、Web/J2EEアプリ開発を支援する「Eclipse WTP」の最新版をリリース

(2005年12月20日)

 ソフトウェア開発ツール関連の業界団体であるEclipse Foundationは米国時間の12月19日、オープンソースのEclipse用プラグイン「Eclipse Web Tools Platform(WTP)」の新版「Version 1.0」を発表した。同製品をインストールすることで、オープンソース分野におけるWebおよびJ2EEアプリケーション開発に役立つ多くの機能をEclipseに追加し、開発が促進されると見られている。

 WTP 1.0は、同プラットフォームに対応する正式なAPIを搭載する。従来は暫定的なAPIを搭載したかたちで出荷されていたが、「WTPの最新版は、商業目的で導入可能なプラットフォームとしての条件を備えている」と、WTPプロジェクトのリーダーで、米国BEAシステムズのワークショップ・チーム シニア・マネジャーでもあるティム・ワグナー氏は断言する。

 Eclipse Foundationの中でトップレベルのプロジェクトとして開発が進められたWTPは、Java対応エディタをはじめ、Java開発関連のさまざまな技術を搭載する。

 エディタは、JavaServer Pages、HTML、CSS、JavaScript、XML、XSD(XML Schema Definition)をサポートするものを搭載する。また、ウィザードは、Enterprise JavaBeans、Session Beans、Message Beansの生成をサポートするものを装備し、各種コードを自動的に生成することが可能となっている。

 WTP 1.0はITベンダーに商業的な付加価値をもたらすことができる。BEAでは、同社の開発プラットフォーム「BEA Workshop」にWTPを実装するほか、同社のアプリケーション・サーバ「BEA WebLogic Server」向けの拡張サポートや、アプリケーション開発フレームワーク「Apache Beehive」のプログラミング・モデルとして使用する機能も盛り込む計画だ。

 WTP 1.0に搭載される、プラットフォーム内でWebサービスを呼び出すためのブラウザ・ベースのアプリケーション「Web Services Explorer」を活用することで、「例えば、Web上で利用可能なWSDL(Web Services Description Language)やWebサービスを見つけ出したり、直接相互作業を開始したりすることが可能になる」と、ワグナー氏は説明する。同氏は、Web Services Explorerの実例として、米国アマゾンが商品カタログ用に開発した無料のWebサービス「Amazon Web Service」を挙げ、同ツールを利用することで、コードを作成することなく同サービスを利用できるようになるとしている。

 ほかにも、アプリケーションの中でWebサービスにアクセスするためのJava/WSDLコードを生成するウィザードや、サーバ構成を監視するツール、JSR(Java Specification Request)45をベースにしたデバッギングのサポートなどを装備する。調査会社カレン・アナリシスの主任アナリスト、ショーン・ウィレット氏は、「Web開発ツールの需要が高まっている。Eclipseにもこの種のツールが必要だ」と述べている。

 なお、WTP 1.0はマイクロソフトの.Netプラットフォームを直接サポートしないが、開発者がツールを使い、プラットフォームの枠内で.Netサポートを開発することは可能だという。

 WTP 1.0は、現在、Eclipse Foundationが開発を進めている「Callisto」(正式名称は「Eclipse Platform 3.2」)のバンドル製品として来年6月に同時リリースされる予定となっている各種Eclipse技術の“先駆け”となる製品だ。Callistoには、Java注釈機能を装備したJava EE対応のWTPの新版が搭載される予定だ。Callistoにはほかにも、Data Tools Platformや、Test & Performance Tools Platform、Business Intelligence and Reporting Toolsなどのプロジェクトから生まれたツールも搭載される。これにより、企業がCallistoをベースにして製品を開発することが可能になるとしている。

 こうしたEclipse技術の一斉リリースについて、ワグナー氏は、「複数の製品を1回のダウンロードで提供することで、これまでEclipse技術につきまとっていた“必要な技術が見つかりにくい”という問題を解消することができる」と語っている。

(Originally reported by Paul Krill, InfoWorld 12/19/2005)

(InfoWorld)




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