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オープンソース

[米国]
FSF、「GPL v3」の最終版ドラフトを2007年1月に公開へ

(2006年02月14日)

 フリー・ソフトウェア・ファウンデーション(FSF)は2月16日、オープンソースの世界で広く普及しているソフトウェア・ライセンス「GPL(GNU General Public License)」の改訂版「GPL v3」の最新ドラフトを公開した。GPL v3の作成にたずさわる弁護士によると、FSFでは、GPL v3の最終ドラフトを2007年1月1日までに公開する意向を示しているという。

 GPLの改訂は約15年ぶりとなる。今日、GPLでラインセスされたソフトウェアは「MySQL」や「Samba」など、数多く存在する。

 同ラインセスの作成に取り組む、ソフトウェア・フリーダム法律センターの弁護士、リチャード・フォンタナ氏は、サンフランシスコで開催中のイベント「Open Source Business Conference(OSBC)」で、「GPL v3がより多くのオープンソース・コミュニティに採用されるためには、現状のドラフトの内容をさらに明確に記述しなおす必要がある」と指摘した。

 フォンタナ氏は、GPL v3の作成にかかわる弁護士たちが参加するパネル・ディスカッションで、「GPL v3のドラフトでは一部の記述が意図的にあいまいに表現されている。現在公開しているGPL v3はあくまでドラフトであって、現状のままで使用することはだれも勧めていない」と強調した。

 一方、フォンタナ氏は、Linuxの創始者リーナス・トーバルズ氏が、LinuxカーネルではGPL v3を採用しない方針を明らかにしていることに対し、「彼はGPL v3のドラフトを読み違えているのだと思う」と述べている。

 トーバルズ氏は数週間前、自身のニュース・グループへの投稿の中で、「Linuxカーネルでは、DRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)への対応を理由に、GPL v3の採用を見送るだろう」と述べた。同氏によると、GPL v3が今回のドラフトで提案されたとおりの内容になれば、多くのGPLライセンス・ソフトウェアは「デジタル制限管理」と呼ばれるDRMコピープロテクト・ソフトウェアによって使用が禁止される可能性が高いという。

 また、OSBCでは多くのパネリストがGPL v3のDRMに関する提案について、市場に混乱を与える可能性が高く、この部分が変更されないと多くのオープンソース・グループがライセンスの使用を中止しかねない、と懸念を示した。

(IDG News Service サンフランシスコ支局)




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