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オープンソース

[米国]
レッドハット、「Xen」対応の仮想化技術を近日リリース

(2006年03月14日)

 米国レッドハットは3月14日、同社の仮想化戦略を発表、仮想化機能を搭載したLinuxプラットフォームを開発中であることを明らかにした。同社は今後、仮想化技術の開発をさらに推進し、仮想化Linux環境における作業負荷軽減と管理の容易化を促進していく方針だ。

 現在、同社が開発を進めている仮想化技術の特徴は、オープンソースの仮想化エンジン「Xen」との統合機能を備えること。同技術のプレビュー版は、レッドハットのコミュニティがサポートするFedra Projectから今月リリースされる最新のLinuxディストリビューション「Fedora Core 5」と同時に出荷される予定となっている。

 また、レッドハットでは、今年夏、「Red Hat Enterprise Linux 5」のベータ版に統合仮想化技術を搭載するとともに、仮想化環境への移行、評価、計画立案などのサービスもセットで提供する計画だ。同社は、Red Hat Enterprise Linux 5の正式版のリリースは、今年末になる見通しとしている。

 レッドハットのCTO(最高技術責任者)、ブライアン・スティーブンス氏は、同社のLinuxディストリビューションにセキュリティなどの重要な機能を統合する計画について、「仮想化に関しては、当社が過去5年間にリリースしたLinux技術との一貫性を確保できるように研究、開発を進めている。したがって、当社のユーザーは、単一の統合プラットフォームを使って仮想化技術を導入できるようになる」と説明している。

 同氏は続けて、「Linuxの次なるステップは仮想化だ。われわれは、仮想化スタックを個別に作成するのではなく、最適な仮想化機能と技術を選択し、それらを企業向けLinuxプラットフォームに統合したいと考えている」と語った。

 アナリストによると、ここにきてデータ・センターを中心に仮想化技術の普及が進んでいるという。基盤となるハードウェアからソフトウェアとサービスを分離するという仮想化のアイデアは、これまでメインフレームやハイエンドのUNIXシステムで培われてきたが、この分野をリードするヴイエムウェアなどのベンダーが、x86システムでも仮想化を実現しようとしているのだ。

ノベルもXenサポートを表明

 レッドハットが、仮想化を経営戦略の重要なテーマとする一方で、ライバルのノベルも現在、仮想化技術に注力している。例えば、同社は、今年5月に投入予定の「SuSE Linux Enterprise Server」の次期リリースで、Xenの仮想化技術をネーティブでサポートする計画を明らかにしている。

 アナリストは、主要なLinuxディストリビューションにXenの仮想化技術が統合されることになれば、今後少ないリソースでより大きな成果を上げることを求める企業の間で、仮想化技術の普及がさらに進むと予想している。

 業界専門家によると、平均的なx86システムの稼働率は15%から20%程度だという。レッドハットのエンタープライズ・ソリューション担当バイスプレジデント、ティム・イェートン氏は、「導入されたサーバの台数を見れば、ハードウェアだけでいかに膨大なコストがかかっているかがわかる。そのうえ、物理的なスペース、電力消費、温度調節にまつわる費用や、個々のシステムによって構成される大規模ネットワークの管理に要するコストもある」と、仮想化によるコスト削減の必要性について述べている。

 加えて同氏は、「仮想化への取り組みを通じて、システムの効率化とコスト削減を実現し、信頼性を高めていくことで、当社のビジネスをさらに前進させることができる」と述べた。

(Network World オンライン米国版)




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