【 ここから本文 】

オープンソース

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示



[米国]
グーグル、ODF推進団体の正式メンバーに

(2006年07月13日)

 米国グーグルは7月8日、文書ファイル・フォーマット「OpenDocument Format(ODF)」の普及を目指す米国のロビー活動団体「ODF Alliance」の正式メンバーに加わった。

 この件についてグーグル幹部にコメントを求めたが、返事は得られていない。しかし、ODF Allianceのマネージング・ディレクター、マリーノ・マーチック氏は、グーグルのODF Allianceへの加盟は、「WritelyがすでにODFをサポートしていることから見て自然なこと。ODFが標準フォーマットとして勢いを増していることの表れだ」とコメントしている。

 Writelyは、グーグルが今春買収によって取得したオンライン文書作成プログラム。Webブラウザを介して複数のユーザーが同一文書をリアルタイムで作成・編集することができる。Writelyは現在、限定公開ベータ版として提供されており、他のSaaS(Software as a Service)アプリケーションと並んで、いずれ「Microsoft Word」と競合する可能性があると喧伝されているものの1つである。なお、グーグルは最近、オンライン表計算プログラム「Google Spreadsheets」を限定公開したが、現在のところODFをサポートしていない。

 マーチック氏によると、ODF Allianceのメンバーは現在240組織を超えているという。その約半数は設立メンバーのIBM、オラクル、サン・マイクロシステムズ、レッドハット、ノベルをはじめとするITベンダーが占めており、残る半数は政府機関、非営利団体、学術研究機関などとなっている。ちなみに、同団体に参入するにあたって募金などは必要ないという。

 ODFは、標準化団体OASISによって2005年5月に国際標準化機構(ISO)に提出され、2006年5月にISO規格として承認されたオープンソースのXMLファイル・フォーマット。米国マサチューセッツ州や、デンマーク、ベルギーなどの都市では、すでに公文書などのフォーマットにODFを採用することを義務づけている。

 一方、マイクロソフトは、次期Office「2007 Microsoft Office system」で採用する独自フォーマット「Office Open XML Formats」を、国際標準規格案としてジュネーブに本拠を置く業界団体であるECMAに提出するなど、標準フォーマットを巡ってODFに対抗していたが、同社は先週、Open XML FormatとODFの変換ツールを開発するためのプロジェクト「Open XML Translator project」を立ち上げ、OfficeシリーズでODFをサポートしていく方針を明らかにした。

(エリック・レイ/Computerworld オンライン米国版)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


連載

【連載】エンタープライズ・オープンソース[ベスト・セレクション]

エンタープライズ・オープンソース[ベスト・セレクション](全8回)

業務アプリ、ネットワーク、セキュリティ……分野ごとの“雄”を一挙紹介

第1回:業務アプリケーション
第2回:ネットワーク
第3回:プラットフォーム/ミドルウェア
第4回:セキュリティ
第5回:モニタリング
第6回:ストレージ管理
第7回:開発言語
第8回:開発ツール

Videoインタビュー

リーナス・トーバルス氏が語る「Linuxの魅力、Vistaの弱点」

リーナス・トーバルス氏が語る「Linuxの魅力、Vistaの弱点」

Linuxの生みの親がVistaについて忌憚なく言及

ホワイトペーパー

「Borland SilkPerformer」(ボーランド)

予想外のアクセス集中によるシステム・ダウンをどう防ぐか?

期間限定の月額ライセンスで低コストを実現した負荷テスト・ツール

「Borland StarTeam」(ボーランド)

増えてきた遠隔地との共同開発だが、課題は山積。どう解決するか?

今、構成・変更管理ツールが注目されている理由

キーパーソン

GPLv3は企業ユーザーへの「招待状」――FSF代表ストールマン氏が強調

「プロプライエタリ製品はビジネスの革新を妨げる!」

「ベンダー・ロックインを回避し、公平な競争社会を」

IPA OSSセンター長の田代氏が強調

「FLOSSのインパクトに今から備えよ」

LinuxWorldでグーグルのスタイン氏が熱弁

Wikipediaの創始者が語る検索エンジンの理想像

「ユーザーは検索エンジンのアルゴリズムを知る権利がある」

「OSSコミュニティの仕事はソフトだけでは終わらない」

“コモンズ”のレッシグ氏がLinuxイベントで強調


スペシャル・フォーカス

オープンソースが「開発系」で強い理由

開発者とOSSの良好な関係を生むエコシステム

オープンソース非採用の理由、英国の場合は「顧客からの要請」と「ライセンス上の制約」

ソフト開発会社の多くはオープンソースを支持

レッドハットとノベル、企業向けLinuxのアップデート版をそれぞれ発表

いずれも次期メジャー・リリースまでの「つなぎ的」製品として各種機能を拡充

サン、Solarisのオープンソース版「OpenSolaris 2008.05」を正式リリース

オープンソース・プロジェクト開始から3年、初の非開発者向け

【Gartner調査】2010年にはSaaSプロバイダーの90%がOSSを利用

ソフトウェアの調達コスト引き下げがねらい

サン、買収後初のアップグレード版「MySQL 5.1」をリリースへ

パーティショニング/イベント・スケジューリング機能などを強化

OSS業務アプリケーション

オープンソースVoIP「Asterisk」エンタープライズ展開の現実味

大規模企業はOSSのメリットを電話においても享受できるか

フリーソフト/オープンソース・グループウェアという「選択肢」

メリットは価格の安さとカスタマイズの自由度の高さ

「オープンソース業務アプリケーション」の時代

エンタープライズ・レベルの注目ソフトを12分野で一挙紹介

キャッチアップ

AT&T、「Android」への支持を表明

「グーグル製品以外のアプリも提供できる保証が得られたため」と同社

Linuxコードのコントリビューター、今では大半が企業勤務者

カーネルへの貢献はRed Hat、Novell、IBMの3社で全体の28.4%

マイクロソフトの「情報公開」にオープンソース・コミュニティから失望の声

「相互運用性原則はお題目にすぎない」

レッドハットとノベル、Linuxを標的にした特許侵害訴訟に直面

Linuxにかかわる初の特許侵害訴訟、ノベルは訴訟却下の申し立てを検討

「GPLv3」の最終ドラフトが公開――正式版リリースは6月29日

マイクロソフトのLinux特許問題にも対応

「オープンソース・ソフトのセキュリティ・バグは1,000行に1件」

国土安全保障省の外郭団体が明らかに

非営利団体のOSA、オープンソース・ソフトの相互運用に向けて本格始動

今後の活動内容と新プロジェクトもあわせて発表

Weekly Ranking

集計期間:08/23〜08/29



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国