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[米国]
Javaのオープンソース化はどのように進められるのか──サンのCTOに聞く

(2006年08月21日)

 米国サン・マイクロシステムズは先週、Javaプログラミング言語をオープンソース・コードとして提供することを目指す同社のプロジェクトの詳細を紹介するポータル・サイトを公開した。この発表後に、Computerworld米国版は、サンのソフトウェア担当CTO(最高技術責任者)を務めるボブ・ブルーイン氏に、Java SE(Standard Edition)のソースコードをどのようにオープンソース・コミュニティに提供するかについて話を聞いた。

──新たにポータルを公開した目的は何か。

 新ポータルの目的は、透明性を確保することにある。われわれは単なるオープンソース化ではなく、オープン・コミュニティの形成を目指している。これまで業界では、「ソースを好きに使ってかまわない」といったかたちでオープンソース・プロジェクトが行われてきた。われわれが目指す目的を達成する唯一の方法は、既存のオープンソース・コミュニティを巻き込んで、彼らにアドバイスやガイダンス、意見を求めることだ。

──Javaのソースコードを公開する取り組みはどのような現状なのか。

 現在、Javaの重要な部分のコードを秋にリリースすることを計画している。それには、Javaプログラミング・コンパイラやHotSpot Virtual Machineなどが含まれる。ソースの準備が整ったものから、コードを段階的に順次リリースしていき、最終的に全体を公開する。

──オープンソース化の取り組みに向けこれまでに直面した問題はあるか。

 技術によっては、知的財産にかかわる制限があるものもあり、それらを明確に把握することが必要だ。例えば、グラフィックス・ライブラリには、画面上での文字の表示を可能にするフォント・ラスタライザが含まれているが、われわれはこれらを他社からライセンスしている。

 Javaプラットフォームのほかの部分はオープンソースとして提供できそうだが、現状では、ラスタライザについてはバイナリで提供することになるだろう。Javaのオープンソース化により、その代替技術がコミュニティの協力によってオープンソースで開発されることを期待したい。

 われわれは最適なガバナンス・モデルと最適なライセンシングを模索している。われわれはコミュニティのためにインフラを改良し、バグの追跡手段を提供し、ソースコード管理を行わなければならない。したがって、ソースをダウンロードできるだけのサイトを作るつもりはない。例えば、新サイトでは、人々が変更をチェックインできるようになる。

──オープンソースの取り組みはJava Community Process(JCP)の変化につながるか。

 今のところ確たる見通しはないが、変化する可能性はある。われわれは外部の組織や委員会がJCPに参加することを望んでいる。しかし、どのような変化が生じるのか私にはまだわからない。

──Javaコードの他の部分をオープンソース・コミュニティに提供する計画は決まっているのか。

 いいえ。それは基本的に、コミュニティからの要求や、われわれがどれだけ迅速にオープンソース化の準備を整えられるかにかかっている。リソース、時間、法的問題などに左右されるだろう。

(ヘザー・ヘイブンステイン/Computerworld 米国版)




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