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オープンソース

[米国]
モジラ、マイクロソフトの元セキュリティ戦略担当者を招聘

(2006年09月08日)

 米国モジラ・コーポレーションは、セキュリティ戦略担当者に、マイクロソフトの元シニア・セキュリティ・ストラテジストだったウィンドウ・スナイダー氏を迎えた。

 スナイダー氏は、モジラのエンジニアリング担当バイスプレジデント、マイク・シュレプファー氏がこれまで担当してきた役割の一部を引き継ぐ。このことは、モジラのオープンソース製品をオンライン攻撃から守るうえでプラスに作用すると見られている。

 シュレプファー氏は9月6日付のブログで、スナイダー氏が最近、セキュリティ担当責任者として同社に加わったと紹介、「彼女はモジラ・コーポレーションのセキュリティ問題にかかわる対外的な代弁者となり、われわれの長期的なセキュリティ戦略の推進を支援していく」と説明する。

 米国ガートナーのアナリスト、アビバ・リタン氏によると、クラッカーたちがWebブラウザのセキュリティを破るための新しい高度な方法を次々に発見しているため、モジラのようなWebブラウザ・メーカーはそれに遅れずについていく必要があるという。

 また、モジラ(および「Firefox」Webブラウザ)がより知られた存在になるにつれ、セキュリティの重要度が増しつつある、と同氏は指摘する。「従来の攻撃は90%近い割合を占めているIEユーザーをほぼターゲットにしたものだった。しかし、モジラのブラウザのユーザーの割合が高まるにつれ、セキュリティ・ニーズは高まっている」(リタン氏)

 Web解析会社の米国ワンスタットの調査によると、現在、モジラのFirefoxをWebサーファーの13%近くが利用するようになったが、マイクロソフトのInternet Explorer(IE)は依然としてWebブラウザ市場シェアのおよそ86%のを占めている。

 スナイダー氏は、マイクロソフトではセキュリティ・コンサルティング会社や、マイクロソフトの製品チームとも連携して働き、セキュリティに重点を置いたマイクロソフトOSアップデート「Windows XP Service Pack 2」では重要な役割を果たした。それ以前には、「Windows Server 2003」の開発にもかかわった経験がある。

 マイクロソフト入社以前は、マサチューセッツ州のセキュリティ・コンサルティング会社、アットステーク(@stake)でセキュリティ・アーキテクチャ担当ディレクターを務めており、セキュリティ業界でコンサルタントとソフトウェア・エンジニアとしてのキャリアを積んできた。

 マイクロソフトを2005年に退社後は、ニューヨークの新興セキュリティ・コンサルティング会社、マタサノ・セキュリティの幹部として活動していた。

 セキュア・ネットワークSRLの最高技術責任者(CTO)、ステファノ・ザネロ氏は、モジラがスナイダー氏を招聘したことを高く評価し、モジラ・チームがよりセキュリティに重点を置くのに役立つと見ている。「明らかに彼女はセキュリティ分野で一目置かれている。多くの人脈と、素晴らしいビジョンを持っており、セキュリティ戦略担当者としてはうってつけの人物だと言える」(同氏)

 また、マイクロソフト・セキュリティ・レスポンス・センター(MSRC)のセキュリティ・プログラム・マネジャー、スティーブン・トゥールーズ氏も、スナイダー氏を高く評価していた。「マイクロソフトの代表としてではなく、個人としての意見だが、Windowを扱う会社はどこであも、彼女がいたら幸運だ」

    (ロバート・マクミラン/IDG News Service サンフランシスコ支局)




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