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オープンソース

[米国]
IE 7に続いてFirefox 2.0が24日にリリースへ

(2006年10月23日)

 米国マイクロソフトによる「Internet Explorer(IE)7」のリリースに続き、モジラも今週、「Firefox」ブラウザのバージョン2.0をリリースする。

 モジラの製品担当副社長クリストファー・ビアード氏によると、Firefox 2.0は10月24日にリリースされる予定で、IE 7には見られない重要なユーザビリティ機能を複数搭載しているという。

 IEに対抗しうる初めての競合製品として2年前に登場したFirefoxは、タブブラウジング機能などで一躍人気を博した。バージョン2.0では同機能にも強化が施されている。タブは、インターネットを閲覧する際に複数のWebページ間を移動しやすくする機能で、Firefoxの同機能に人気が集まったことを受け、マイクロソフトもIE 7にこれを実装している。

 Firefox 2.0では、タブを閉じるボタンがタブに追加され、タブ自体を目立たせるビジュアル要素も加えられたと、ベアード氏は説明した。

 IE 7にないFirefox 2.0の新しいユーザビリティ機能の1つとして、OSを急に再起動しなければならなくなった場合に、ユーザーが閲覧していたページをブラウザに記憶させるというものがある。

 この機能は2つのオプションで有効にすることが可能だという。その1つのデフォルトのオプションでは、不意に再起動が必要になった時点の直前に閲覧していたページがブラウザに記憶される。もう1つの高度なオプションでは、突発的な再起動が発生するまでに閲覧した5件のページが常に記憶される。

 また、IE 7と同様にFirefox 2.0にも、偽のWebサイト上で個人情報が漏洩するのを防ぐためのフィッシング・フィルタリング機能が搭載された。もっともベアード氏は、モジラがフィッシング・フィルタリングに採用した手法は、マイクロソフトのものとは異なっていると述べている。

 同氏によれば、ユーザーが閲覧しようとしている個々のWebページを既知のフィッシング・サイト・リストと照らし合わせ、同サイトの情報をそうしたリストを保有しているサードパーティに送信する代わりに、Firefoxは30分〜1時間ごとに既知の偽Webサイト・リストを自動更新するという。この手法では、ユーザーが閲覧したサイトの情報がサードパーティに送信されないので、プライバシー保護の面で優れていると、ベアード氏は話した。

 モジラは、ワープロ・アプリケーションなどに実装されているようなスペル・チェック機能もFirefoxに追加している。Webサイトの名前を入力したり、ブログや電子メールを書いたりするためにブラウザ上でテキストをタイプすると、Firefoxのスペル・チェッカがスペルミスと判断した単語に赤いアンダーラインを引くという機能だ。赤線が引かれた単語を右クリックすれば、正しいスペルの候補が表示される。

 このほか、Firefox 2.0の統合的な検索ボックスには、使用している検索エンジンによって結果には差が出るものの、ユーザーが任意の単語の最初の数文字をタイプすると検索語候補一覧を表示する機能が追加された。検索ボックスで利用できる検索エンジンは「Google」「Yahoo」「Ask.com」の3種で、検索語候補の表示にはそれぞれ異なるアルゴリズムが使われているという。ベアード氏は、こうした機能がユーザーの使い勝手を損なわないよう、検索語候補は検索ボックスの下に現れる別ペインの中に表示されると説明した。

 Web分析企業ワンスタット・ドットコムが最近実施した調査では、Firefoxの市場シェアは6月時点の12.93%から1.44%低下して11.4%になったとされている。だが、ベアード氏は、モジラのパートナーやユーザーの報告では、Firefoxの人気はかつてないほど高まっていると話している。

 「シェアが下がっているなどということはまったくない。当社のパートナーや支持者は異口同音に、Firefoxの利用拡大が順調に進んでいると報告してくれている」とベアード氏は話し、今週のFirefox 2.0のリリースによって、こうした傾向はさらに続くだろうと述べた。現在、Firefoxのユーザーは7,000万〜8,000万人に達しているという。

(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)




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