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[国内]
「コミュニティのコミュニティ」を目指す日本Javaユーザグループが発足

草の根的なコミュニティ立ち上げ経験を基にJavaのさらなる普及を図る

(2007年04月17日)

 日本Javaユーザグループ設立準備会は4月16日、Javaコミュニティ間の連携強化を目指すオープンソース・コミュニティ「日本Javaユーザグループ(JJUG:Japan Java User Group)」を4月23日に発足すると発表した。

 日本Javaユーザグループでは、全国各地のJavaコミュニティ間の連携を図りながら、産業界との協調を進め、Java技術の普及やコミュニティの活性化のための支援活動を行う。この活動を通して、Java技術者の社会的・経済的な地位向上などを目指す。

稚内北星学園大学 学長、丸山不二夫氏

 当面の具体的な活動としては、Javaに関するWebサイトや技術者間の交流のためのメーリングリストを運営するほか、初級・中級技術者を対象とする「Java基礎セミナー」、勉強会と交流会を兼ねた「夜学」を開催する。また、地方のコミュニティとの協力の下に開催する「全国行脚セミナー」や、年2回開催する全国イベント「Javaコミュニティ・カンファレンス」も予定している。

 発表に際し、日本Javaユーザグループ設立準備会の代表で稚内北星学園大学学長の丸山不二夫氏は、同グループの特徴を「コミュニティのコミュニティ」と説明し、「全国各地のJavaコミュニティが連携するコミュニティの連合体を目指す」と設立のねらいを語った。

 JJUGでは、全国の既存Javaコミュニティとの連携を図るほか、新たなコミュニティを設立するための支援活動を行う。特に、技術者同士の直接交流を重視しており、そのためのセミナーやイベントを積極的に開催していくという。

 さらに丸山氏は、「地域に閉じず」「技術に閉じず」「Javaに閉じず」という3つの“閉じず”を活動の指針を示すスローガンとして紹介した。

 丸山氏ら設立準備会メンバーは、札幌、大阪、福岡などで、2005年にJava全国セミナーを展開し、2006年にはJavaコミュニティの立ち上げ支援活動を行ってきた。そうした草の根的な活動を通して得た知見から、地域を超えた活動の重要性を認識したという。「地方のコミュニティだけでは解決策を見つけられない問題でも、より大きな枠組みでとらえることで答えを見つけられることがある」(同氏)

 同時に、Java技術者の地位向上のためには、技術的な関心事にこたえるだけではなく、新たな開発スタイルやビジネス・モデルの確立といった課題の解決が必要であるとの認識も得たという。そのため、今回の設立に際し、「技術に閉じず」をスローガンに含めたとしている。

 「Javaに閉じず」は、他のプログラミング言語や技術と接点が増えてきたJavaの現状を受けたもの。Java技術者からの関心が高いプログラミング言語のRubyや、HTMLベースのWebアプリケーションよりもすぐれた操作性や表現力を実現するRIA(Rich Internet Applications)など、Javaと隣接する言語や技術に関する情報を、セミナーなどを通して提供していく。

 なお、現時点でJJUGには、18のコミュニティが参加している。会費は無料で運営費用は13社のサポーター企業からの支援で賄っている。会員資格は特に設けておらず、JJUGの趣旨に賛同する個人や法人であれば、だれでも参加できるとしている。今後は、会員数の拡大を進めるとともに、海外のJavaユーザー・グループとの交流も視野に入れた活動を展開していくという。

(山上朝之/Computerworld)




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