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【解説】
クアッドコア時代のCPU新事情[インテル編]
TICK TOCK戦略に基づき、サーバ/デスクトップ/モバイルの各レイヤでマルチコアCPUを推進
(2008年05月21日)
Penryn、Nehalem、Phenom、Fusion。これらは2008年に出荷されるデスクトップPCに搭載/搭載予定のCPUの開発コード名だ。最初の2つはIntel製、後の2つはAMD製であり、今年も2大CPUベンダーどうしによるPC市場での覇権争いという構図に変わりはない。ただし、今年は両社からクアッドコアをはじめとするマルチコアCPUが多数投入されるため、その戦いはより熾烈なものとなっている。本稿は[インテル編]として、同社のマルチコア戦略および2008年のPC向けCPUに関する計画を詳しく見ていく。製品購入の際の判断材料として、またマルチコアCPUの最新の情報源として活用していただきたい。([AMD編]はこちら)
George Jones
Computerworld米国版
インテル
TICK TOCK戦略に基づき、サーバ/デスクトップ/モバイルの各レイヤでマルチコアCPUを推進
現時点では、米国IntelがCPUのパフォーマンスで最大のライバルである米国AMDを大きく引き離していると言える。IntelのCoreマイクロアーキテクチャを採用したCPUが、AMDのCPUよりもかなり先を行っていることは、専門家の間でも一般ユーザーの間でも意見が一致している。AMD派、なかでもハイエンド・モデルのユーザーからすれば、今の状況は苦々しい思いだろう。
Intelが現在、推進しているCPUのロードマップは、同社の「TICK TOCK」戦略に基づいている(図1)。これは、CPU製造プロセスの微細化と新しいマイクロアーキテクチャの実装を毎年交互に行っていくという戦略を示している。
| 図1:IntelのTICK TOCK戦略に基づき出荷されたCPU製品/開発が進められているCPU製品 |
Intelは、TICK TOCK戦略にのっとり、プロセスの微細化を奇数年に実行している。例えば、効率とスピードを高めるために45nm(ナノメートル)の製造プロセスを適用したのは2007年のことだった。
そして偶数年には、CPUのマイクロアーキテクチャを一新している。後述するNehalemは、今年下半期のリリースが見込まれている新しいマイクロアーキテクチャを実装したCPUとなる。
Nehalemの画期的な特徴を説明する前に、以下では、2008年上半期におけるCoreマイクロアーキテクチャをベースにしたIntelの最新CPUについて、その性能やリリース状況を詳しく見ていくことにする。
あらゆるレンジでクアッドコアを投入し価格性能比での巻き返しを狙う

