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[米国]
マイクロソフト、フラット・ディスプレイ上でのPC操作を可能にする新技術を開発
ディスプレイに触れる手の動きを赤外線を使って追跡
(2008年05月26日)
米国Microsoftは5月22日、メディア関係者や研究者向けに開催されたMicrosoft Researchのイベントにおいて、フラット・ディスプレイ上でのPC操作を可能にする新技術「LaserTouch」のデモを披露した。
| フラット・ディスプレイ上でのPC操作を可能にする「LaserTouch」技術のデモを行うMicrosoftの研究者Andy Wilson氏。写真右上に構成装置が見える。 |
LaserTouchを開発したのは、タッチ式机上コンピュータ「Surface」(関連記事)の設計にも携わったMicrosoftの研究者アンディ・ウィルソン(Andy Wilson)氏だ。
LaserTouchは、赤外線レーザー光線でユーザーの手の動きを追跡することで、ユーザーがどのような操作を行おうとしているのかを読み取る技術である。同技術は、あらゆるフラット・ディスプレイで使うことができ、また、タッチスクリーン・モニタを操作するのと同じ感覚のPC操作を可能にする。
LaserTouchでソフトウェアを操作する様子は、一見すると、Surfaceの場合ときわめてよく似ている。Surfaceでは、例えば、2本の指を近づけて画面を縮小させたり、指をすばやく動かして画面を切り替えたりする。
Surfaceは、AT&Tの店舗ですでに導入が始まっており、顧客に情報を提供するための“キオスク”として使われている(関連記事)。
Wilson氏によると、LaserTouchは、Surfaceよりもはるかに解像度が高いスクリーンで使用できるため、市場に投入された場合、オフィスなどでの利用も可能だという。
今回のデモでは、Microsoft Office Labsが試作したプレゼンテーション・ソフト「Plex」を使って、30インチのフラットパネル・ディスプレイにPowerPointライクなプレゼンテーション・スライドを表示する様子が披露された。同ソフトは、「Touch Wall」と呼ばれるインタラクティブ・ホワイトボード技術でも使われており、先週行われたMicrosoft主催のCEO Summitでは、会長のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏がTouch Wallのデモを行っている。
Wilson氏は、LaserTouchの特徴として、投影スクリーンなど、実質的にほとんどのフラット・ディスプレイで使える点を挙げている。デモで使用されたのは、赤外線レーザー装置2台とカメラ1台で構成されるシステムであり、価格は数百ドルだという。「今のところ最も高価なのはディスプレイの部分だ」と同氏。
Wilson氏はこの日、LaserTouchの実用例として、別々の場所にいる2人の人物がLaserTouchを使ってチェスで対戦するという興味深いデモも紹介した。
Microsoft Researchのシニア・バイスプレジデント、リック・ラシッド(Rick Rashid)氏によると、LaserTouchの研究は、Surfaceと同様、仮想世界と現実世界がきわめて興味深い形で絡み合いつつあることを示すものだという。「単なるおもしろい技術ということではなく、ここに未来があると考えている」(同氏)
(Robert McMillan/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)
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