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【解説】
デスクトップPC時代の終焉は近い?――アナリストが市場減退を指摘
価格競争による利幅減少とノートPCへの移行増加が原因
(2008年06月02日)
とはいえ、米国において需要が縮小しているデスクトップ製品も、国際的にはまだ寿命は尽きていない。米国IDCの調査によると、世界屈指のPCベンダーである米国Hewlett-Packard(HP)では、2007年第4四半期における米国でのデスクトップ出荷台数は前年同期を超えられず、わずか215万台にとどまったものの、世界では686万台のデスクトップPCを出荷しており、しかも前年同期比10.7%増の成長を遂げている。
| OLPCの「XO」(左)とASUSの「Eee PC」 |
米国ではデスクトップPCとノートPCの価格は拮抗しているが、途上国ではローエンド向けデスクトップPCのほうがノートPCよりも安価であり、ユーザーが初めて買うマシンとしては前者がより好まれると、Kay氏は説明する。もっとも、非営利団体One Laptop Per Child(OLPC)の「XO」や台湾ASUSの「Eee PC」といった初心者用の低価格ノートPCも登場しており、従来の流れも変わりつつあるという。
King氏は、「ベンダー間におけるノートPCの価格競争は激化する一方であり、個人的には今後もさらに加熱すると見込んでいる。ベンダーはゲームやビジネス向けのハイエンド・マシンではなく、ローエンド・マシンの売上げに頼るようになっているが、その結果、販売数は伸びるものの収入は落ち込むという事態に陥っている」と指摘する。
一方、デスクトップPCはノートPCと比べて拡張性や各種設定の柔軟性が高いため、ゲーム用に特化したシステムやマニアックなホワイトボックスのベンダーがデスクトップ分野で頭角を現す可能性があるとKay氏は予測している。しかし理論上は、デスクトップPCのあらゆる機能はすべてモバイル化が可能である。「価格が同じならば、ユーザーはデスクトップPCではなくノートPCを選ぶはずだ」(Kay氏)
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