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PC/クライアント
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【解説】
IT管理者の視点で考えるWindows Vistaのメリット
Windows XPを継続するか、Windows Vistaに移行するか
(2008年06月23日)
アップグレードではなくリプレースを前提に考える
前述したように、先進テクノロジーの恩恵をフルに受けるために、またセキュリティのレベルを維持するために、クライアントOSの移行はいつかは行わなければならない。しかし、Windows Vistaの導入には厳しいシステム要件が立ちはだかる(表1)。メモリとハードディスクの要件については、実にWindows XPの10倍ものスペックが要求されるのだ。
| 表1:Windows XPとWindows Vistaの最小システム要件。Vistaをストレスなく稼働させるにはメモリ1GB、ハードディスク20GB以上はほしいところだ |
もしWindows Vistaを実行するのに十分なスペックを備えたPCや、メモリの追加など最小限のハードウェア・アップデートで対応可能なPCの場合は、アップグレード・インストールを検討してもよいだろう。その際には、事前にハードウェアとアプリケーションの互換性情報を確認しておこう。アップグレードの可否や最適なエディション、問題のあるハードウェアとソフトウェアをリストアップしてくれる「Windows Vista Upgrade Advisor」も役に立つ(画面5)。
| 画面5:Windows Vista Upgrade Advisorは、現在使用中のPCのハードウェアとアプリケーションがWindows Vistaで利用可能かどうか評価してくれるツールだ |
Microsoftは、Windows XPからWindows Vistaへのアップグレード・パスを用意している。これにより、例えばWindows XP Home EditionからWindows Vista Businessなどのビジネス向けエディションへとアップグレードすることも可能となっている。ただし、Windows Vistaを何とか動かすことができる程度のスペックしかないPCや、ハードウェアの拡張性(最大メモリ容量など)に乏しいPCの場合は、Windows Vistaにアップグレードすることは決してお勧めできない。ハードウェアのリプレースを検討するべきである。アップグレードするにしろ、リプレースするにしろ、Windows Vistaのエディションを決定する際には、必ずBusiness以上のエディションを選択することだ。単に価格的な理由から、Home BasicやHome Premiumを選択するべきではない。これらのエディションでは、以下に挙げる企業向けの機能を利用することができないからだ。
- Complete PCバックアップと復元(Business以上に搭載)
- BitLockerドライブ暗号化(Enterprise以上に搭載)
- リモート・デスクトップ接続(Business以上に搭載)
- ドメイン参加(Business以上に搭載)
- 延長サポートの提供(ビジネス製品が対象)
Windows XPでもそうであったが、「Home」は文字どおり家庭向けの製品であることを肝に銘じておこう。


