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[世界]
【Net Appli調査】
8月のWebブラウザ市場、IEのシェアがさらに減少
グーグルのChromeは22時間で1%のシェアを獲得
(2008年09月04日)
Webに関する各種指標を解析している米国Net Applicationsが行った8月のWebブラウザ市場調査で、米国Microsoftの「Internet Explorer(IE)」のシェアが、過去3カ月間で最大の減少となったことが明らかになった。
一方、IEの競合製品である米国Mozillaの「Firefox」、米国Appleの「Safari」、Opera Software ASA(ノルウェー)の「Opera」は、それぞれシェアを拡大している。
これらのWebブラウザにとって、米国Googleが9月2日にリリースした新ブラウザ「Chrome」は強力なライバルとなりそうだ。Net Applicationsの調査によると、Chromeはリリース後22時間で、Webブラウザ市場シェアの1%を獲得したという。
Net Applicationsは4万件を超えるサイトに対するアクセスを監視しており、8月のブラウザ市場シェアでは、IEが72.2%でトップだった。しかし、IEが前月からのシェアを維持したのは、過去1年間で3回のみだ。
今年5月、IEのシェアは1.1ポイント減を記録し、今年に入って最大の落ち込みを見せたが、8月のポイント減少はこれに次ぐ数字だ。
Net Applicationsでマーケティング担当上級副社長を務めるビンス・ビザカーロ(Vince Vizzaccaro)氏は、今回の調査結果について「IE 8ベータ版のリリースとの関連もあるかもしれないが、(IEの落ち込みについては)説明が難しい。IE 8に注目するユーザーなら、同時に他のWebブラウザにも興味を持ち、どのブラウザを使うか吟味しているのではないか」と語った。
一方、Firefoxは7月のシェア19.2%から約0.5ポイント伸ばし、19.7%とした。その他のブラウザも、Safariが7月の6.1%から6.4%にアップ、Operaも0.69%からわずかに上昇し、8月は0.74%のシェアを獲得した。
ビザカーロ氏が指摘したように、IE 8のベータ2は8月27日にリリースされたばかりだが、わずか数日間で急速にシェアを拡大した。Net Applicationsの調査によると、ベータ1の段階ではたった0.04%だったIE 8のシェアは、9月2日までに0.22%に上昇したという。
また6月17日にリリースされた「Firefox 3.0」も、7月の5.7%から8月は7.7%にまでシェアを拡大した。Mozillaは8月末、旧バージョンの「Firefox 2.0」ユーザーに対し、3.0へアップデートするように勧めていた。当然だがFirefoxの月間シェアの拡大は、主にバージョン3.0ユーザーの増加によるものだ。
一方、2006年10月に正式リリースされた「IE 7」のシェアは、7月の47.1%から46.8%へ減少した。Net Applicationsによれば、過去2年間でIE 7のシェアが減少したのは、これが2回目だという。ちなみに旧バージョンとなる「IE 6」は、7月のシェアは25.7%だったが、8月は25.2%にまで減少している。
またビザカーロ氏はChromeについて、Googleの知名度および検索市場での独占的地位という2点の要因を挙げ、「SafariやFirefoxに比べると、Chromeのシェアは急速に拡大するだろう」との見通しを示した。
| 8月のWebブラウザ市場シェア(出典:米国Net Applications) |
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)
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