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[世界]
【ネット・アプリ調査】
ブラウザ市場でIE 7の勢いにかげり――シェアの伸びが急速に鈍化
Vistaのリリースも好影響を及ぼさず
(2007年05月08日)
Web解析サービス企業2社が5月7日にそれぞれ発表したWebブラウザ調査結果によると、マイクロソフトの最新ブラウザである「Internet Explorer 7(IE 7)」のマーケット・シェアが伸び悩んでいる。IE 7を標準搭載したWindows Vistaのリリースも、同ブラウザのシェアにさほど好影響を及ぼしていない。
| Webブラウザのマーケット・シェアを掲載しているネット・アプリケーションズのサイト |
米国ネット・アプリケーションズのWebブラウザ調査によると、IE 7は昨年10月のリリースから数週間で10%近くのシェアを獲得。その後3カ月間は月ごとに4〜10%近くの伸びを示し、今年2月末には29.1%のシェアを占めるまでになった。だが、それ以降は2カ月経過しても1.5%程度の微増にとどまっている。
「ここまで停滞するのは意外な反面、ある程度予想されたことでもある」と、もう1つのWeb解析サービス会社、米国ウェブサイドストーリのアナリストであるジェフ・ジョンストン氏は言う。同社の調査結果はネット・アプリケーションズのそれとほぼ一致する。
「過去3カ月でIE 7の伸びは急速に鈍化し、ほぼ横ばいになった。4月末の時点でシェア31%というのはそれなりに立派な数字だが、IE 6はまだ46〜47%の高いシェアを保っている」(ジョンストン氏)
マイクロソフトは昨年12月、IE 6のユーザーにIE 7への自動アップデートを提供し始めた。だが、ユーザーはIE 7へのアップグレードを辞退でき、法人ユーザーには新ブラウザへの移行をブロックするツールが与えられた。また、マイクロソフトは旧ブラウザを2014年までサポートすることも確約した。
こうしたことが、IE 7のシェアが伸び悩む理由の1つであることは間違いない。ジョンストン氏は、「無関心で面倒くさがりなコンシューマーを引き付けるのはきわめて難しい。多くのユーザーはIE 6に十分満足しており、普通に使えればあえてアップグレードする意味などないと思っている」と指摘する。
IE 7しか対応していないWindows Vistaが1月末にリリースされたものの、IE 7のシェアにはさほど好影響を及ぼさなかった。IE 7のシェアは1月末から2月末にかけて4%跳ね上がったが、3月は0.9%、そして4月にはわずか0.6%しか伸びていない。
一方、足踏み状態を続けるIE 7とは対照的に、モジラの「Firefox」ではユーザーは旧バージョンの1.5から2.0へと着々と移行しているようだ。Firefox 2.0のデビューから7カ月が経過したが、すでにバージョン1.5を引き継いだと見ていいだろう。
ネット・アプリケーションズの調査によると、4月末の時点でFirefox 2.0のシェアは10.2%で、昨年10月におけるFirefox 1.5のシェア(10.5%)に迫る勢いだという。
また、全バージョンを合わせたFirefoxのシェアは4月の時点で15.4%、一方のIEは78%だ。アップルの「Safari」も4月にシェアを伸ばし、現在4.6%である。オペラ・ソフトウェアの「Opera」は若干減少し、1%未満となっている。
FirefoxのシェアはIEのそれを奪う形で拡大してきた。「IE 7でさえFirefox 2.0にシェアを奪われている」とジョンストン氏は前置きし、ウェブサイドストーリは過去1カ月でIEのシェアが0.5%減少したことを確認したと語る。
モジラとマイクロソフトは次世代ブラウザをそれぞれ開発中だが、Firefox 3.0のほうがIE 8よりも1年ほど早く市場に出る見込みだ。モジラは今年末までにFirefox 3.0を完成させる予定だが、マイクロソフトのほうは最近になってIE 8のリリースが2008年第4四半期になることを示唆している。
(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版)
- 米国ネット・アプリケーションズ
- http://www.netapplications.com/
- 米国ウェブサイドストーリ
- http://www.websidestory.com/
[世界]【ネット・アプリ調査】 1月のブラウザ市場シェア――「Firefox」が減、「Safari」は増

Webユーザーの「Mac OS X」利用率増加が主な要因?




